★今回は表題のように複数のレストア依頼を頂き、Marantz1の納品とｶﾝﾉ製WE300Bｼﾝｸﾞﾙｱﾝﾌﾟの音の出方の検証を兼ねてお邪魔させて頂きました。
こちらは複数のリスニングルームをお持ちで、今回拝見したのはご実家にある２つのリスニングルームを紹介します。


★まずは第１リスニングルームです。

こちらのハーツは当工房と同じオリジナル初期型のトップロード式ウーハーとバブルバックのドライバーです。音も似ています。しかし何と！ご本人でワンオーナーなので極めて綺麗です。うちのきったないハーツとは段違い？です、、、

とーれんすの下がMCヘッドｱﾝﾌﾟ。プリもヘッドｱﾝﾌﾟ内臓EMTです。その下がアキフェーズのチャンデバ。そしてカンノ達。この球はヴィンテージWE300Bです。垂涎です。

ﾊﾟﾜｰｱﾝﾌﾟはカンノ製WE300Bシングルで、マルチでの使用なので２セットで鳴らしています。今回このうちの１セット片側がノイズが出るようになったので修理を依頼されました。その音の確認も兼ねています。

このハーツをMarantz9オリジナルで鳴らします。うちと同じです♪ 手前のMarantz7は以前当工房でオールバンブルビーにレストアしたものです。今回 Marantz model 1をセットする為テーブルの上に仮置きです。

今回納品したmodel 1です。当工房オリジナルのステレオアダプターとウッドケースをセットにしています。手前のトーレンス124の「棒」に付いているシェルもAタイプで最新の木製に漆塗りです。なかなか渋い音を出しています。その内うちの「棒」にも付いているかも♪

Ａシェルは5,6個持っていますが、これはその内の特殊なものだそうです。音を聴かせて貰いましたが、困ったもので？私はこの音が好きになりました。

ムムッ！　オルトフォン最初期型Aシェル専用の「棒」です。

トーレンスの最高級機です。特別機でゴールドのSMEロングアームも付いています。

★第２リスニングルームです。

バイタボックス・オリジナルです。このホーンは中高音の伸びが特徴的です。アルテックに似た響きです。ウーハーはバイタボックス特有の後ろの壁に当てて音を出します。こちらでは硬い合板を壁にあてています。締まった良い低音を出しています。オーナー様の一押しの音だそうです。

この光景は、なかなかのものです。。。家が一軒建ちます。

★この他、別の自宅マンションにタンノイと当工房から購入されたMarantz8Bがあり、とても良い音だそうです。
それぞれの場所でそれぞれの特徴の音を楽しんでおられます。

この方は私と歳も近く、かなり耳が肥えた方なのでこちらも冷や汗です。。。♪♪