★この極めてきれいな完全オリジナル状態のMarantz5は2台とも電源トランスが漏電してかなり危険な状態です。

恐らくこの為高圧が少し低く、トランスからうなり音が出ていたと思います。

2台とも電源トランスの巻き替えが必要です。



★後に所有者の方に使用状況を伺うと、電源は100Vでずっと使われていたそうです。
買ったショップから100Vでも使えると伺ったようです。







大変きれいな Marantz 5 です。 殆ど無傷のような状態です。

★まずは1台目です。

2台目もN局-筐体間でAC119.9Vを表示しかなり漏電して危険です。こちらもL局間では220Vを超しています。

こちらも右側テスターは高圧を表し、439Vと少し低い値です。

初段管のカソードバイパスコンです。Leaky表示でリークし不良です。

バイアス用のブロックコンデンサーです。こちらも少し容量が膨れていますがまだ使える状態です。

高圧用ブロックコンデンサーです。こちらも3ブロックとも良品です。

★電源を入れてみます。

こちらも内部は完全オリジナルです。

★電源を入れる前の各ブロックコンデンサーのチェックです。

コンセントN局と筐体間の漏れ電圧です。
何と! AC149.9Vを示しこの電源トランスはかなり漏電して危険です。因みにL局間は250Vを越えています。

★もう1台です。

テスターの右側が高圧で434Vを示しています。少し低い状態です。 左はバイアス電圧です。 -45.3Vを示し良好です。

バイアスの電解ブロックコンデンサーです。少し容量が膨れているもののまだ使える状態です。

高圧の電解ブロックコンデンサーです。3ブロックとも良品です。

初段管カソードバイパスコンです。容量が3倍以上膨れて不良です。

★電源を入れて各部の電圧を計ります。

Marantz#5 修理レストア依頼機 T.M 様 概要

内部も奇麗で完全オリジナル状態です。

★電源を入れる前の各電解ブロックコンデンサーのチェックです。

2020. 10. 21 検査初掲載