当工房所有機 Marantz7オリジナル最初期 SN.10200番台グリーン 概要

2024. 2. 11 更新

SN. 3桁台以前の最初期型に特有のポッチ2つの純正クラロスタットボリュームです。

横一列4個の小さなカップリングコンデンサーも良品バンブルビーに交換しました。こちらも足を全て繋いでいるので本物の証です。

天板や両サイドには殆ど傷がありません。

★ビンテージアンプは持った者勝ちの世界です。2台として同じものはありません。
増して、最初期型SN.10200番台と極めて若いシリアル番号でこれほど程度の良いものはなかなか無いでしょう。

マニアなら解る、格別なセブンです。




★仕事の合間に本機 + #2 で静かにモーツァルトのピアノ協奏曲を聴いています。

やわらかいピアノの旋律にバイオリンの響きが優しく包み込み、実に快い調べです。

心が洗われるようです。


Marantz7のこの音こそが古から人々の心を虜にさせてやまないのです。



(2023. 4. 3)
★当工房の秘蔵機の音を再チェックしています。テーブルの上の左が本機、右はS/N 10500番台です。どちらも同じ音で当時の音色を醸し出しています。











バランスボリュームもポッチ2つの純正クラロスタットです。

3桁台前半以前の最初期型に特有のワックスタイプぶっといコンデンサーも良品です。これが代品に換えられると2度と元に戻らないので3桁台としては致命傷になります。

低圧セレンも交換しました。これで電源回路は完璧です。

裏面です。こちらも完璧なオリジナルの良い状態です。

電源の高圧セレンや電解ブロックコンデンサーは3本とも全てオリジナル仕様の新品に交換しています。中音域の伸びと輝きが違います。
文字が刻印のオリジナルのコンデンサーに拘る方がいますが、60年以上も経つと音ががさついて綺麗な音が出ません。アンプは飽くまで音が大事です。

全て検査済良品のバンブルビーです。 足は所々繋いでいるので当然偽物ではありません。

内部上面です。全てのバンブルビーはこちらで良品に交換しました。
フォノイコのカソードバイパスコンやセラミックコンデンサーもMarantz純正SPRAGUEの新品に交換しました。

リヤも大変きれいな状態です。真空管は全てTelefunken ECC83<>有です。

Marantz7 SN.10200番台最初期型です。 こちらは全面グリーンハンマートーン塗装の格別な逸品です。
フロントパネルはご覧のようにかなりゴールド感が強く、勿論3桁台特有の薄板研磨仕上げでスリットは角ばっています。
ツマミも角が丸くノブや電源スイッチはこげ茶色です。