2021. 4. 8 検査初掲載
2021. 5. 28 レストア完了

高圧B1です。274.4Vで良い値です。

高圧B2です。255.0Vで良い値です。

高圧B3です。236.5Vで良い値です。

★最初の試聴風景です。


電源を入れるとすぐにブーンとノイズが出ます。

セレクターを回すとCDの音が他のチャンネルから漏れて聴こえます。

音は少し歪が出ています。

アース浮きがあったので渡りの配線を行いました。

内部の左側面のスポンジも新品交換しました。

★フォノイコのカソードバイパスコンのチェックです。

右側2段目です。ESRが高く、右の損失係数も高いので不良です。

右の1段目ですESRが少し高い状態です。

調整中にガサゴソとノイズが出るのでフォノイコとラインのプレート抵抗を音の良いAMRGに交換しました。

下の交換部品の様に壊れて首が外れていました。この外れている状態で振動を拾ってガサゴソとノイズが出ました。
この長い赤いタイプではよくある事です。

★レストア後各電圧を確認します。

ヒーター電圧です。17.56Vで良い値です。

低圧セレン直後の電圧です。25.15Vでまあまあの値です。

電源ケーブルはMarantz7純正ベルデンの新品に交換しました。

今回の交換部品です。プレート抵抗が壊れてガサゴソとノイズが出ていました。赤い長い抵抗の首が取れています。

横一列の小さなカップリングコンデンサーは160Pに交換されていたので良品バンブルビーに交換しました。フォノイコとラインアンプ初段のプレート抵抗も高級品AMRGに交換しました。

★裏面です。

★レストア完了です。                                                                2021. 5. 28


チューブシャーシーのゴムマウントも切れて基板全体がブラブラになっていたので交換しました。

裏側のゴムマウントも交換しました。

低圧セレンも交換しました。

フォノイコのカソードバイパスコンは4本とも純正SPRAGUEの新品に交換しました。
基板上のバンブルビーは全て良品だったのでそのままです。

電解ブロックコンデンサーを3本ともオリジナル仕様の新品に交換しました。高圧セレンも新品に交換しました。

高圧B3です。237.6Vを示し良い値です。

高圧B2です。254.7Vを示し良い値です。

同じく損失係数も低い状態です。

こちらは損失係数がかなり高く不良です。

★上記電源の各電解ブロックコンデンサーは特に悪くは無い様に見えますが、後の音出しではブーンと言うノイズが出るので高圧は2本とも交換になります。

高圧2番目φ35です。ESRが少し高い状態です。

こちらも奇麗なMarantz7 3桁台グリーンです。

高圧セレン直後の電圧です。2335.6Vと良い値です。

★レストア後の試聴エージング風景です。


いつものオールバンブルビーMarantz7オリジナルの音です。


今回は細かい点で状態が悪かったので、気が付いた点は拘ってきちんと元の状態に戻しました。
CDからの音漏れも無くなりました。








ヒーター電圧です。16.37Vを示しかなり下がっています。

低圧セレン直後の電圧です。24.54Vを示し少し低い値です。

高圧セレン直後の電圧です。320.5Vを示しまあまあの値です。

★各電圧は正常ですが電解ブロックコンデンサーが余り良くないので高圧ラインにかなり脈流が乗っているようです。
逆にこの脈流で高く表示されることもあります。

高圧B1です。271.2Vを示し良い値です。

左の1段目です。こちらはまあまあの値です。

★電源を入れて各値をチェックします。

左の2段目です。こちらもESRが高く、右の画像の様に損失係数が高く不良です。

同じく損失係数は低い状態です。

高圧先頭φ25です。ESRが少し高いようです。

横一列の小さなカップリングコンデンサーは以前他でのレストアでブラックビューティーに交換されています。

★まずは電源を入れる前に各電解ブロックコンデンサーのチェックです。

中も殆どオリジナル状態です。

Marantz7 S/N 10400番台 修理レストア依頼 概要

低圧のφ35です。容量とESRは正常です。