当工房保有機 Marantz7オリジナル最初期 SN.10400番台グリーン 概要
2019. 1. 9 掲載
左側面のみ通常のブラウンハンマートーン塗装です。天板の色は経年で少し色あせていますが殆ど傷はありません。奇跡です。
内部裏側です。
低圧セレンも交換しました。これで電源回路は完璧です。
横一列の小さなカップリングコンデンサーも良品バンブルビーです。
左下に2個見える汚い?コンデンサーはトーン回路のワックスタイプのカップリングコンデンサーですが、本機の様な500番台以前の最初期型に付いています。大変貴重な物で良品です。
画像には出ていませんが、真空管はTelefunken<>有の特性の揃った6本組NOS品を使用しています。
★以上の様に本機は完全なオリジナル状態を維持した極めて貴重なSN.3桁台グリーンハンマートーン塗装の逸品です。
これ程良いものはめったにありません。組替えたものでもありません。純粋にオリジナル状態です。
ビンテージアンプは持った者勝ちの世界です。2台として同じものはありません。増して、これほど程度の良いものは世界中探しても見つからないでしょう。手にいれた方は極めてラッキーと言えます。
★漸くレストアも完了し試聴しています。
やはりオールバンブルビーの極めて繊細で透明かつダイナミックな音が堪能できます。
特に電源回路も全て新品の良品です。中音域のきれいさは抜群です。
★仕事の合間に本機+#2で静かにモーツァルトのピアノ協奏曲を聴いています。
やわらかいピアノの旋律にバイオリンの響きが優しく包み込み、実に快いしらべです。
心が洗われるようです。
Marantz7のこの音こそが古から人々の心を虜にさせてやまないのです。
Marantz7 SN.10400番台グリーンハンマートーンです。
ご覧の様にゴールドに輝いたフロントパネルは殆ど傷も無く大変美しい状態です。勿論、3桁台の特徴で板厚は薄く、センタースリットは角ばっています。センターノブもこげ茶色でツマミの角は丸く、これもゴールドに輝いています。
この様に外観は大変美しく、しかもこれ程オリジナル状態を維持している最初期型はめったにありません。
内部です。本機のバンブルビーは検査の結果結構使えるものもありましたが数点こちらで良品と交換しました。
電源では高圧セレンと電解ブロックコンデンサーを2本交換しています。
フォノイコのカソードバイパスコンも純正SPRAGUEの新品に交換しました。セラミックコンデンサーも交換しています。
ボリュームはメイン、バランス共ポッチが2つ付いた3桁台純正クラロスタットです。このボリュームが交換されていれば3桁台としては致命傷となります。本機のボリュームは完全な純正クラロスタットです。
オリジナルの塗装でこれ程きれいなものはめったにありません。極めて上物と言えます。
天板の色とリヤパネルの色はほぼ同じ色ですが、若干天板の色は光の角度では褪せて薄く見えます。後で塗ったものではありません。
天板やリヤパネルはオリジナルのグリーンハンマートーン塗装で殆ど傷はありません。きれいに見せるため後で塗られたものでは無く、紛れもなくオリジナル色です。
入出力端子も状態が良く、リベットにも錆はあまり出ていません。