当工房保有機 Marantz7オリジナル最初期 SN.10500番台 概要
後部パネルは大変きれいです。 電源コードは3桁台純正です。この後の4桁台から硬い丸コードに変更になります。
塗装は3桁台では少し濃いブラウンハンマートーンが特徴です。重厚感ある気品漂う色彩です。
★試聴しています。
やはりオールバンブルビーの極めて繊細で透明かつダイナミックな音が堪能できます。
特に電源回路も全て新品の良品です。中音域のきれいさは抜群です。
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2023. 4. 3 更新
これも3桁台のフロントパネルの特徴でスリットの角は角ばっています
勿論つまみの角は丸く、ノブはこげ茶色です。
右側面に傷がありますが、天板は大変きれいです。
3桁台のフロントパネルは厚みが薄く、本機のパネルは薄いゴールドです。
これもポッチが2つ付いた純正クラロスタットのバランスボリュームです。
大変良い状態です。
SN.3桁台以前に特徴のポッチが2つ付いた純正クラロスタットのメインボリュームです。
ガリや音漏れも無く大変良い状態です。
大変貴重なものです。
全てのカップリングコンデンサーは良品に交換しました。
RCA端子や取り付けリベットも大変きれいです。
真空管ケースも光沢があります。
内部裏面です。低圧セレンも交換しました。
3桁台の10500番台からトーン回路のカップリングは画像左下のように黄色のSPRAGUE 0.33uFを使います。
真空管裏の横一列に並んだ小さなカップリングコンデンサーも良品BumbleBeeに交換しました。
内部上面です。全てのカップリングコンデンサーは良品のバンブルビーです。
しかもこのバンブルビーには当工房独自の特殊なコーティングを施し劣化を防いでいます。
これでまた何十年先まで良質の音が維持できます。
電源回路では高圧セレン、3本の電解ブロックコンデンサーをオリジナル仕様の新品に交換しました。
奥の深いまろやかな中音域が堪能できます。
フォノイコのカソードバイパスコンは全て純正SPRAGUEの新品に交換しました。
安定したバイアスはTelefunkenの音色を引き立てます。
RIAA偏差のコンデンサーも交換済みです。#7のズッシリと沈み込む重低音が特徴的です。
ラインのセラミックも純正SPRAGUEの新品に交換しました。
これでほぼ60年前の Marantz 7 オリジナルの音が蘇っています。
本機はMarantz7オリジナルの中でも最初期型のSN.10500番台の大変貴重なものです。
(2023. 4. 3)
実はレストア後5年以上聴いていなかったのですが、久しぶりに簡単な検査を行った後聴いてみました。当時交換したバンブルビーはコーティングの効果もあって全く劣化はしていません。電源も当時の良い状態を維持しています。当工房にある他のオールバンブルビー機と同様に煌びやかな当時の音を奏でてくれます。 実に良いアンプです。
シリアル番号は 10500番台の貴重な個体です。
側面や後部パネルは大変きれいです。
真空管はTelefunken<>有の特性の揃った6本組、NOS品です。