左右の出力波形です。綺麗な波形が出ています。

2025. 4. 11 検査
2025. 5. 1 途中経過
2025. 5. 3 レストア完了

左テスターは高圧B1です。 287.5Vを示し非常に良い値です。右テスターはヒーター電圧です。こちらも17.73Vでまあまあの状態です。

こちらの左テスターは高圧B2です。 263.3Vで良い値です。

こちらの左テスターは高圧B3です。 235.6Vで良い値です。

電源トランスを特注トランスに交換し、高圧セレン及び高圧用電解ブロックコンデンサー2個を交換してから各電圧調整を行いました。

★電源回路修理後の各電圧チェックです。

★まずは消耗品である電源の電解ブロックコンデンサーのチェックです。

内部です。良品バンブルビーは残しました。特にラインの0.22uF/400が残ったのはラッキーです。ここはMarantz7オリジナルの音に極めて重要なところです。

裏面です。

電源回路の抵抗は一部で純正品の耐圧の大きいものに交換しました。電源レギュレーションが良くなります。電源トランスを交換したので配線が新しくなりました。低圧セレンは元のままです。

残留ノイズです。メーター読みで 2mV でかなり良くなりました。バンブルビーは比較的ノイズが大きいのですが、こちらはかなり優秀です。

高周波歪、全歪のチェックです。良好です。

今回の交換部品です。

★レストア後の試聴エージング風景です。

バンブルビーがまだ残っているのでかなり良い音です。








 

フォノイコのカソードバイパスコンは4本ともマランツ純正SPRAGUEの新品に交換しました。ラインのセラミックコンデンサーも純正SPRAGUEの新品に交換しました。バンブルビーはフォノイコの0.1uFのみ交換し、残っている全てのバンブルビーに特殊コーティングを施しています。
フォノイコのRIAA偏差のコンデンサーも交換しました。

横一列のカップリングコンデンサーはMarantz7オリジナル後期純正のGood-Allの良品に交換しました。

★レストア後の最終特性チェックです。

トーン回路後のカップリングコンデンサー0.33ufを純正SPRAGUEのNOS品に交換しました。


★レストア完了です。                                    2025. 5. 3

こちらの左テスターは交換した高圧セレン直後です。 357.1Vで良い値です。

★電源回路を直して漸く最初の音出し確認ができます。

まずラインアンプで既に音が割れています。フォノイコではさらに歪が増してきます。一部のバンブルビーが不良です。

1時間ほど鳴らしてこれで電源は特に問題無さそうです。







 

こちらの左テスターは未交換の低圧セレン直後です。 24.03で少し低い値です。


★レストア途中経過です。                                    2025. 5. 1

裏面です。こちらも低圧セレンを交換された以外は全くオリジナル状態です。

内部です。完全にオリジナル状態です。恐らくかなり前に高圧セレンを交換されていますが、その他は全くメンテの手が入っていないようです。

★検査の結果、電源トランスの1次側の巻き線がショートしています。

原因は電源回路の消耗品である電解ブロックコンデンサー内部の絶縁不良から突然大電流が流れ、電源トランスの巻き線が焼けきれたようです。

念のためヒューズを確認するとヴィンテージ物の1Aが付いていましたが、切れていません。このアンプの規定は0.5Aです。
しかもマニアの間ではヴィンテージ物のヒューズに拘られる方がいますが、古いものは規定以上の電流が流れても切れないものもあります。

本機は電源トランスの交換後、正規の電圧になってからバンブルビーの漏れや各回路状態を細かくチェックしてゆきます。







 

電源トランスの高圧出力のチェックです。 AC5.12Vで全く電圧が出ていません。電源トランスの不良です。




こちらの右の白テスターは低圧セレン直後です。 20.28Vでこちらも全く電圧が出ていません。

左テスターはヒーター電圧です。13.73Vで非常に低く、この電圧では真空管は動作しません。
右の白テスターは高圧B1です。 5.44Vで全く電圧が出ていません。

こちらの右の白テスターは高圧セレン直後です。 7.18Vでこちらも全く電圧が出ていません。

電源トランス1次側のインダクタンスのチェックです。 巻き線容量が無く交流抵抗値も殆どありません。この電源トランスの1次側の巻き線が切れています。

★電源を入れて各電圧を計ります。

高圧2段目φ35です。3ブロックとも容量が減っています。

低圧φ35です。3ブロックとも良い状態に見えますが、後で音洩れチェックで漏れがあればこれは交換になります。

聴いていると突然音が出なくなったので修理を依頼されました。

高圧先頭φ25です。かなりESRが高く内部でショートし始めています。

トーン回路後のカップリングコンデンサーです。かなり変色して劣化が進んでいます。ここまで色が変わったものは初めて見ました。

Marantz7 S/N 10700番台 修理レストア依頼 概要

左右の出力電圧です。左右とも全く出力が出ていません。

4本とも全て容量抜けや絶縁不足が見られるため全て交換です。

★フォノイコのカソードバイパスコンです。