Marantz7 S/N 10800番台 レストア依頼 概要

高圧セレンを交換しました。電解ブロックコンデンサーは高圧のみ2本とも交換しました。

基板上の不良のカップリングコンデンサーを交換しました。フォノイコのカソードバイパスコンも全て純正SPRAGUEの新品に交換しました。ラインのセラミックコンデンサーも純正SPRAGUEの新品に交換しました。
いつもの様に残っているバンブルビーは劣化を防ぐために特殊なコーティングを施しています。

2025. 4. 11 検査
2025. 4. 20 レストア完了

★バンブルビーの漏れ電圧をチェックします。

左右出力の残留ノイズです。左右とも少しノイズが出ています。

★各電圧測定です。

★電源を入れて各電圧を計ります。

★フォノイコのカソードバイパスコンです。

出力波形です。綺麗な波形が出ています。

各特性も良好です。

こちらの左テスターは低圧セレン直後です。 こちらは交換していないので元のまま23.84Vで少し低い値です。

こちらの左テスターは交換した高圧セレン直後です。 336.4Vで良い値です。

こちらの左テスターは高圧B3です。 241.1Vで良い値です。

交換部品です。

左テスターは高圧B1です。 283.7Vで極めて良い値です。右テスターはヒーター電圧です。 17.56Vで少し良くなりました。

こちらの左テスターは高圧B2です。 263.7Vで良い値です。

裏面は余り変わっていませんが電源回路の抵抗を少し替えています。

★レストア後の各特性チェックです。


★レストア完了です。                                                  2025. 4. 20

内部です。以前にオリジナル後期型用の高圧セレンに交換されているのと一部カップリングコンデンサーを交換されています。

ラインアンプの0.22uF/400です。左右ともかなり漏れがあり不良です。これがトーンの大きなノイズの原因です。

こちらの白テスターは高圧セレン直後です。 313.1Vで規定より30Vも下がっています。

こちらの白テスターは低圧セレン直後です。24.67Vでこちらも少し低い状態です。

こちらの白テスターは高圧B3です。 229.4Vでこちらもかなり低い状態です。

こちらの白テスターは高圧B2です。 248.2Vでこちらもかなり低い状態です。

左テスターはヒーター電圧です。16.29Vでかなり低い状態です。右の白いテスターは高圧B1です。 264.4Vで結構低い状態です。

高圧先頭φ25です。かなりESRが高く、殆ど機能していません。

高圧2段目φ35です。こちらも容量が抜けてESRも高い状態です。

低圧φ35です。こちらは良い状態です。しかし音漏れがあるとこちらも交換になります。

裏面です。こちらは低圧セレンの交換以外はオリジナル状態です。

★まずは消耗品である電解ブロックコンデンサーのチェックからです。

トーンのツマミを回すと大きなノイズが出るのでレストアを依頼されました。

★レストア後の試聴エージング風景です。


いつもの様に良い音が出ています。ノイズ等も無くなりました。







バンブルビーの不良が多いので特性も余り良くありません。

フォノイコの片側のバンブルビーもかなり漏れがあります。もう片側は以前のレストアで160Pに交換されています。

★各特性をチェックしています。

4本ともかなり劣化が進んでいます。

荷物が到着して梱包をあけると、画像の様にウッドケースからアンプが飛び出していました。Marantz7はフロントパネル4隅の小さなビス4本でとめられ、本体は宙に浮いた状態です。この為、運送途中の激しい振動によってビスが飛び出しウッドケースのねじ山が切れてアンプの振動でウッドケース前面が傷まみれになります。

この為、こちらにお送りされる場合はウッドケースから出して本体のみお送り頂くようお願いしています。