★電源を触ったので再度各特性を測ります。


Marantz7 S/N 10900番台 レストア依頼 概要
2024. 10.17 検査
2025. 1. 17 レストア進捗
2025. 2. 16 レストア完了
2025. 5. 19 追加修理完了
★追加修理完了。 2025. 5. 19
音漏れがするようになったのと、前回良品のため電源のブロックコンデンサーを全て交換していなかったので、将来の予防で残りを新品に交換する依頼がありました。
こちらの白テスターは低圧セレン直後です。27.02Vで良好です。
★トランス交換後の各電圧を測定します。
こちらは表面の基板上です。こちらも全てかなりの漏れです。


あまりに高圧電圧が低いので電源トランスの高圧側の電圧を計ります。AC291.6Vで正常です。
★まずは消耗品の電解ブロックコンデンサーのチェックです。
Marantz7オリジナル S/N 10900番台です。 良い音になるようオールバンブルビー化レストアをご希望されました。
電源トランスの高圧側の電圧です。 AC245.3Vです。やはり50V程下がっています。電源トランスの不良です。
表面の電源トランスの高圧側の電圧を計ります。
裏面の横一列の小さなバンブルビーです。画像の様に4個ともかなりの漏れがあります。

★再修理後の試聴エージング風景です。
音洩れは無くなりましたが、暫く聴いていると少し片側の音が小さくなってきます。セレクタースイッチの固着によるものです。接点をクリーニングして問題は無くなりました。
左右とも安定して良い音が出ています。
左テスターは高圧B1です。275.2Vで良い値です。右テスターはヒーター電圧です。17.7Vで良い値です。
RCA端子に渡りを掛けました。
余り変化はありませんが追加修理後の内部です。


高調波歪み、全歪みとも良好です。


左右の出力波形です。綺麗な波形が出ています。周波数特性や残留ノイズも良好です。


電源の高圧2段目φ35と低圧φ35のブロックコンデンサーを交換しました。


★試聴エージング風景です。
いつものオールバンブルビーの澄み切った良い音が出ています。
トーン回路後のカップリングコンデンサーも純正SPRAGUEのNOS良品に交換しました。ここは低音の伸びに影響します。
低圧セレンは状態が良かったのでそのまま再使用です。高圧先頭のφ25の電解ブロックコンデンサーを交換し、抵抗は容量の大きい純正のA&Bに交換しました。
ゴムのチューブマウントを交換しました。
全てのバンブルビーはこちらで良品に交換しました。フォノイコのカソードバイパスコンも全て純正SPRAGUEの新品に交換しました。
電源トランスを純正品に交換しました。高圧セレンも交換しました。後に試聴で中音の伸びが良くなかったので電源の高圧先頭φ25のブロックコンデンサーを新品に交換しました。
★レストア後の状態です。


始めはダイヤマーク無しのTelefunken ECC83が付いていましたが、オーナー様が後でダイヤマーク有りを手配されたのでこれに交換しました。手前に並べてあるのは始めに付いていたダイヤマーク無しのものです。
電源ケーブルは純正の丸い線ですが、根元が切れ掛かっていたので差し替えて状態の良いところに変更しました。貴重な純正ケーブルです。


交換部品です。



裏面です。


ラインアンプのセラミックコンデンサーを純正SPRAGUEの新品に交換しました。
内側側面のスポンジを貼り換えました。




左端の白いテスターは高圧B1です。284.8Vで良好です。時間が経っても変化はありません。その右隣は高圧B2です。251Vで良好です。左から2番目は高圧B3です。224.3Vで良好です。右端はヒーター電圧です。18.32Vでレストア前と変わらず良好です。
こちらの白テスターは高圧セレン直後です。343.2Vで良好です。
歪関係も良好です。
左右の出力波形です。綺麗な波形が出ています。残留ノイズも良好です。






電源トランスを交換しているところです。上が取り外した電源トランスで、下がこれから組み込むトランスです。
今回はいつもの特注トランスではなくオリジナル純正トランスです。
★レストア完了です。 2025. 2. 16
★今回の途中経過で電源を入れて各電圧を計っていると、時間経過とともにどんどん高圧の電圧が下がってくるので電源トランスが暖まってくると出力が落ちて行くようです。
最初の検査では高圧の電圧がかなり下がっていました。いつもの高圧セレンの劣化だけではなく電源トランスもだめだったようです。
電源トランスの交換が必要です。
ボリュームのガリが少し気になりますが出力波形は綺麗です。
★レストア途中の進捗です。 2025. 1. 17
良品バンブルビーで取り合えず在庫の有る物を交換し高圧セレンも交換してから一先ず各電圧を計ってみました。
電源を入れて10分程経つと高圧の電圧がどんどん下がってゆきます。左の白テスターは高圧B1ですがとうとう210V台まだ下がりました。右のヒーター電圧も少し下がっています。
今度の左テスターは高圧セレン直後です。261.9Vまで下がっています。本来ここは330V位が正常です。
左の白テスターは高圧B1です。273.7Vを示しまあまあの値です。右テスターはヒーター電圧です。18.19Vでこちらは何も換えていないので最初の値と余り変わりません。






表面のバンブルビーを全て良品に交換しました。

取り合えず各電圧を計ります。
低圧φ35です。こちらも3ブロックともまあまあの状態です。
内部です。完全にオリジナル状態です。
裏面です。こちらもオリジナル状態でメンテの手が入っていません。
★フォノイコのカソードバイパスコンです。
4個とも容量が膨らんで不良です。
こちらも右テスターは高圧B3です。180.6Vでとうとう200Vを切りました。
こちらの右テスターは高圧B2です。204.6Vで異常に低い値です。
こちらの右テスターは高圧セレン直後です。272.8Vで50V以上低い値です。高圧セレンの不良です。
こちらの右テスターは低圧セレン直後です。26.67Vで良い値です。
★以上の検査の結果電源電圧が限界に近いくらい低くバンブルビーも全滅なので、音は聴くまでも無いようです。
必要な部品の交換後、音の評価を行います。

こちらは筐体-コンセント間の漏れ電圧です。 AC26.97Vで良好です。
★バンブルビーのチェックです。

左の白テスターはヒーター電圧です。19.01Vで良好です。右テスターは高圧B1です。225.2Vと50V以上下がっています。
左右の出力のノイズチェックです。左右とも電源を入れて暫くするとかなりノイズが出ます。3分程でこのような値に落ち着きますが、これでもかなりノイズが出ています。
高圧先頭φ25です。3ブロックとも良好です。
高圧2段目φ35です。こちらも3ブロックとも良好です。








★電源を入れて各電圧をチェックします。







