Marantz7 11000番台 レストア依頼機 I. M 様 概要

2020. 9. 25 検査完了

高圧セレン直後の電圧です。321.1Vを表示しよい値です。

裏面です。こちらも横一列の小さなカップリングコンデンサーは160Pに交換されています。低圧セレンも交換されています。
他はほぼオリジナルです。

★電源を入れる前の各電解ブロックコンデンサーのチェックです。

内部です。基板上のカップリングコンデンサーは全て160Pに交換されています。
他はほぼオリジナル状態です。

★バンブルビーに交換する前に一通りのチェックを行いましたが、なかなか良い状態です。

音も普通にブラックビューティーのきれいな音が出ています。

ただ、フォノイコは少し荒れた音に聴こえるのでやはりカソードバイパスコンを新しいものに交換した方が良い音になります。
また、RIAAの偏差も調整の必要があります。

電源も、よく壊れる先頭φ25を新しいものにするとリプルの無いマランツらしい軽快な音が出ると思います。













低圧セレン直後の電圧です。26.27Vを示しよい値です。

ヒーター電圧です。18.37Vでまあまあの値です。









Marantz7 S/N 11000番台のとてもきれいな外観です。
以前他でカップリングコンデンサーを全てブラックビューティー(160P)に換えたものを、今回こちらで全て純正バンブルビーに戻したいとのご意向です。

高圧B3です。237.3Vでこちらも良い値です。

高圧B1です。こちらも274.1Vを表示しよい値です。

高圧B2です。こちらも255.1Vでまあまあの値です。

同じくこちらは2倍に膨れています。

フォノイコのカソードバイパスコンです。交換されていないオリジナルのみ計測しています。
こちらは静電容量が1.5倍以上膨らんでいます。

★電源を入れて各部の電圧をチェックします。

高圧先頭φ25です。交換されているにもかかわらずLeaky表示でリークしています。ESRも高い値です。
ここはよく壊れるところです。

低圧のφ35です。一部でLeaky表示ですが、1ブロックで正常なので音漏れが出ない限りまだ使えます。

高圧2番目φ35です。オリジナルですが3ブロックとも良い値です。

電解ブロックコンデンサーの先頭φ25が交換されています。他はオリジナルです。
高圧セレンも交換されています。