Marantz#7レストア11000番台 K.T 様 概要

★検査完了です。                                                      2017,10. 23

★ 念の為、出力特性も測りました。

低周波発振器からの入力信号で、出力はミリバル計測値で左6.3V 右6.2Vとほぼ同じ値が出ます。

画像の真ん中あたり、オシロスコープの画面に出ているサインカーブの第1現象(上段)は低周波発振器からの入力信号波形で、第2現象(下段)は本機からの出力波形です。
歪の無いきれいな波形が出力されていることが解ります。

画像の発振周波数は1kHzで、アンプの出力電圧10V以上あたりから歪んできます。ボリュームの角度は1時半位です。
本機のクラロスタットは11時位から急激に音が上がってきて、いつものクラロとは少し違います。



★出力減衰の原因は裏のRCA端子の接触不良かもしれません。

この手のRCA端子はゴミや汚れが長年の経過と共に端子に付着しよく接触不良を起こします。

清掃後少し差し込みが甘くなっている所は矯正しました。







本機も1か月程前にこちらでオールバンブルビーにレストアしたものです。

最近左側の出力がかなり落ちてきたので検査の依頼を受けました。

送られてきた時の状態は、バランスボリュームは10時程の角度で裏のアッテネータは左が最大レベル、右は半分程に絞ってあります。
恐らく音量としては左は右の半分位の音では無いかと推測します。

早速音出しです。バランスとアッテネータを左右同じに合わせCDとレコードを鳴らしてみました。

特に問題なく良い音で鳴っています。