Marantz7 S/N 12000番台 修理依頼 概要
2021. 10. 6 検査修理完了
裏面です。こちらもオリジナル状態です。
★検査後の試聴です。
普通に良い音で聴けます。
フォノイコの左が出なくなったのは、恐らく裏のRCA入力端子の汚れから接触不良を起こしていたのでしょう。計測中の状態変化によって正常に接触し、測定途中から正常に戻ったようです。
またそれぞれのRCAコードのピンプラグの太さの違いもあります。
対策として全てのRCAジャックのアルコール系の洗浄液と綿棒で清掃を行いました。また甘くなっていた端子を締めておきました。スイッチ類の接点も清掃して接触不良が起こらないようにしておきました。
今週の月曜日に到着し、すぐに上記の検査を行いました。その後2日ほど聴いていますが特に問題は無さそうです。
オールバンブルビーの良い音が出ています。
こちらはボリューム後です。各チャンネルとも正常に出ています。
最初にラインアンプの出力波形を見ます。
左右共オシロでは良い波形です。
今年の1月に当工房から購入頂いたオールバンブルビー化レストア済のMarantz7です。今回フォノイコ左の音が出なくなったので修理を依頼されました。
フォノイコの他、各チャンネルとも最終出力は正常に出ています。
こちらはフォノイコの最終段出力です。どういう訳か左右共しっかり出ています。
フォノイコ回路の2段目の波形です。こちらは右の出力が少し弱いようですが、左は出ています。
フォノイコの出力です。オシロの波形の上段が左で下段は右出力です。
やはり左の音が出ていません。
まずは各電圧チェックからです。
白いテスターは高圧B1です。 282.4Vで極めて良い値です。
右の黒いテスターはヒーター電圧です。こちらも19.2Vで極めて良い値です。
電源系統は全く問題ありません。
内部上面です。完全オリジナル状態です。