★最初の試聴音出しです。
電源を入れて20分程で結構良い音が聴けます。
その後30分程から左が少しキンキンし始めます。
高圧B1です。257.4Vとかなり低い値です。
Marantz7 13000番台 修理依頼 T. S 様 概要
高圧B3です。227.7Vで良好です。
高圧セレン直後の電圧です。314.5Vと少し低い値ですが良好です。
裏面です。低圧セレンも交換されています。それ以外はオリジナルのままです。
★レストア後の試聴エージング風景です。
全体に音のまとまりが良くバンブルビーの味を出しています。
こちらのMarantz2と相性が良いようです。
良い音になりました。
高圧B2です。248.7Vで良好です。
交換部品です。
高圧全体が少し低いので電源トランスの出力電圧を計りました。AC273.3Vでやはり少し低い値です。しかし漏れは無いのでこのトランス固有の値と考えます。
ヒーター電圧です。17.45Vでまずまずの値です。
低圧セレン直後です。25.01Vです。このセレンは交換していないのでレストア前と同じです。
高圧B1です。こちらも271.1Vと少し低い値ですが良好です。
横1列の小さなカップリングコンデンサーはライン側2本を良品に交換しました。プレート抵抗も音の良い物に交換しました。この機種はここがよく壊れます。
電解ブロックコンデンサーを全て交換しました。低圧のセレンはそのままです。
★レストア後の各部の電圧チェックです。
裏面です。
Marantz7純正のSPRAGUEカソードバイパスコン4本です。
フォノイコのカソードバイパスコンを純正SPRAGUEの正規の値に全て交換しました。
電源は電解ブロックコンデンサーを3本ともオリジナル仕様の新品に交換しました。高圧セレンも交換しました。左側に赤い純正SPRAGUEのセラミックコンデンサーが見えます。今回のレストアで交換しました。
レストア後の内部です。全て良品のバンブルビーです。
★レストア完了です。 2020.12.26
新しい高圧セレンに交換されています。電解ブロックコンデンサーはオリジナルのままです。
交換されている青い低圧セレンです。
低圧セレン直後の電圧です。25.13Vでまあまあの値です。
ヒーター電圧です。17.55Vで少し低い値です。
高圧B3です。217.5Vとこちらも低い値です。
高圧B2です。236.6Vとこちらも低い値です。
高圧セレン直後の電圧です。301.3Vを示しています。約30V程低く出ています。このセレンは不良です。
このショップ得意のSPRAGUEの大きなセラミックコンデンサーです。以前もこの音を聴きましたが低音がぼやっとしています。やはり正規の物に交換しないとMarantz7の音にはなりません。
聴いていると音が細くなってその内出なくなるので修理を依頼されました。
ラインアンプ左が結構漏れています。0.826V表示
ラインアンプ右も結構漏れています。0.810V表示。
★上記の画像以外の基板表のバンブルビーは全て良品です。
★各バンブルビーの漏れ電圧をチェックします。
高圧2段目です。こちらもLeaky表示でリークし、ESRもかなり高い値で不良です。
低圧です。こちらもLeaky表示でリークしています。
高圧先頭φ25です。静電容量が2.5倍以上に膨らみESRは計測限界値を越えています。このコンデンサーは機能していなく、近いうちに破裂します。
★それでは電源を入れて各電圧を計ります。
バンブルビーの足が隣のピンと接触しそうで危ない取り付け方です。
★電源を入れる前の各電解ブロックコンデンサーのチェックからです。
恐らくこの4本のバンブルビーは交換されています。はんだ付けがかなり怪しく取り付け位置がバラバラです。
フォノイコのカソードバイパスコンです。値の違うものに4本とも交換されています。
内部です。都内の某有名ショップでレストアされていると伺いました。バンブルビーやセレンなどが交換されています。