2021. 4. 21 検査初掲載
2021. 5. 12 修理完了
最初の試聴では、やはり電源投入時にザザーと言う音がまず右から出てその内左に移って行きます。暫くすると治まりますが全体に小さくザーとノイズが出ています。
★ラインアンプと断定し初段管最初のプレート抵抗を音の良いAMRGに交換してみました。
★試聴エージング風景です。
約6時間程聴いていますが目立ったノイズは感じません。測定値も残留ノイズは0.003mVとわずかです。
結局ラインアンプの初段と2段目のプレート抵抗を左右共交換しました。
Golden Blackのとなりの黒い抵抗が巻線抵抗です。当工房オリジナルアンプMKe-1にも使用している音の良いものです。
ラインアンプの2段目のプレート抵抗を巻線抵抗に交換しました。
ラインアンプ初段管の2段目のプレート抵抗から出ていると断定します。
オシロのプローブは2段目のカップリングコンデンサー後を捕らえています。ここからの出力波形が左の画面上段のノイズの波です。
★後程この2段目のプレート抵抗を純正A&Bから、いつも当工房オリジナルアンプに使用する音の良いものに交換します。
純正A&Bはノイズが出やすく値も大幅に膨れているのが常です。
画面上段の波がノイズです。
ヒーター電圧です。16.61Vで少し低い値です。
低圧セレン直後の電圧です。25.14Vとこちらも少し低い値です。気になります。
★オシロとミリバルで波形を見ます。
高圧B2です。256.9Vを示し良好です。
高圧B3です。238.2Vを示し良好です。
高圧2段目です。こちらも3ブロックとも良好です。
★電源を入れて各電圧を計ります。
★電源回路の電解ブロックコンデンサーを再検査します。
ノイズが出るようになったので修理を依頼されました。
★修理完了です。 2021. 5. 12
高圧B1です。275.6Vを示し良好です。
低圧φ35です。こちらも3ブロックとも良好です。
高圧先頭φ25です。3ブロックとも良好です。
交換後の金足AMRGです。 結局ノイズ源はここではありませんでした。
交換前の黒いプレート抵抗です。いつもここからノイズがよく出ます。
内部です。以前当工房でレストアしたものです。
Marantz7 S/N 14000番台 修理レストア依頼 概要