2021. 8. 3 検査
2021. 8. 13 レストア完了
高圧セレン直後です。321.5Vを示し良好です。
★レストア完了です。 2021. 8. 13
★内部です。
★レストア後の試聴エージング風景です。
本機 + Marantz 9 + TANNOY Monitor RED で聴いています。
いつもの Marantz7オリジナルの音です。相変らず良い音です。
クラシックは煌めくような旋律を奏で、JAZZはバンブルビーらしいダイナミックな音です。
以前の元気の無い音ではありません。やはり電源が音を決めます。
前回の他での改造で電解ブロックコンデンサーがフレームにボンドで付けられていました。この為交換する事ができないのでフレームごとアッセンブリーでの交換になりました。丸い大きなセラミックコンデンサーは良品ですが音が変りMarantz7の音では無くなってくるので交換しました。
ヒーター電圧です。17.34Vでまあまあの電圧です。低圧セレンを流用しているのでこの位です。
低圧セレン直後です。25.08Vでまあまあ良い値です。
高圧B1です。276.7Vで極めて良い値です。
高圧B3です。232.5Vでこちらも極めて良い値です。
高圧B2です。こちらも254.1Vで良い値です。
純正SPRAGUEの黄色いコンデンサーに交換しました。低音の歯切れ場良くなります。
★レストア後の各電圧チェックです。
フォノイコとラインアンプに1個ずつ不良だったバンブルビーを外し、フォノイコから残りの良品をラインアンプに移動させ、フォノイコ左右にフランス製のコンデンサーを付けました。
これで左右のバランスが取れます。
この位置は音に余り影響が無いのでバンブルビーで無くても良い音になります。
元の電源回路は改造されていたので正規の形に戻しました。電解ブロックコンデンサーの一部がベース板にボンドで付けられていて取り外すことができないのでベース板ともにアッセンブリーで交換しました。ベーク板も全て新品です。
低圧セレンはまだ使えそうなのでそのまま流用しました。
裏面です。
セラミックコンデンサーを純正SPRAGUEに交換しました。
高圧セレンと電解ブロックコンデンサーを3本とも交換しました。
内部です。主に電源回路の部品を交換しています。
高圧セレン直後の電圧です。297.7Vでかなり低い値です。
何故か出力端子は金ピンのRCAジャックに交換されています。マランツ専門店様なら純正を使われるはずですが、そこでは無いのでしょうか?
★最初の音出し風景です。
普通に良い音が出ます。元気が無いと言えばそうかも知れません。しかしやはりバンブルビーの音です。
恐らく電源が全体に異常に低いので元気が無く聴こえるのでしょう。電源は音に重要です。
電源回路もきちんとレストアされています。代品のブロックコンデンサーを使用されています。いつもよく見る青い復刻セレンも使用されています。
そこのショップでよく使用されるSPRAGUEの大きいセラミックコンデンサーです。音に厚みが出ます。
裏面です。こちらもきちんとレストアされています。
各バンブルビーの漏れ検査では左の白いラベルの付いたものが不良です。
その他は大丈夫です。
トーン回路の白いGood-Allのカップリングはオリジナルのままです。恐らく膨らんで音がぼやけています。
大きなセラミックコンも厚みが出る反面、音がぼやけます。
気になるところです。
低圧セレン直後です。25.19Vで少し低い値です。
ヒーター電圧です。17.75Vでまあまあの値です。
高圧B1です。 249.5Vを示し異常に低い値です。
高圧B3です。こちらも211.5Vと異常に低い値です。
高圧B2です。こちらも230.2Vと異常に低い値です。
筐体コンセントN極間の漏れ電圧です。AC26.69Vを示し良好です。
表面のカソードバイパスコンです。交換されていて良い値です。
こちらも良い値です。
こちらも計測不能です。
★電源を入れて各部の電圧を測ります。
高圧2番目のφ35です。こちらも各ブロックとも良い値です。
低圧φ35です。このブロックは完全に抜けて計測不能です。
高圧先頭φ25です。良い値です。
電源回路です。何だか回路が違います。代品のブロックコンデンサーを使用されている為改造になったようです。
低圧セレンも青い復刻品です。
★電源を入れる前の各電解ブロックコンデンサーのチェックです。
きちんとレストアされています。使用部品から推測すると東京のマランツ専門店様でしょうか?
Marantz7 S/N 17000番台 検査レストア依頼 概要