交換部品です。
レストア後の試聴ではフォノイコに純正の中国管が付いていたので、こちらのストックのTelefunkenに換えています。これで全てTelefunken ECC83<>有です。
左白テスターは高圧B1です。280.3Vで完璧です。右テスターはヒーター電圧です。18.88Vで良い値です。
こちらの左白テスターは高圧B2です。262.3Vで良い値です。
内部です。殆どのカップリングコンデンサーを交換しました。
★電源を入れて各電圧をチェックします。
こちらは高圧2段目φ35です。こちらも3ブロックとも抜けきっています。何かの間違いか何度もチェックしましたが同じです。
Marantz 7R レストア依頼機 概要
横一列の小さなコンデンサーはMarantz7オリジナル純正Good-Allの1000V耐圧の新品に交換しました。音の抜けが違います。
★レストア後の各電圧チェックです。
裏面です。
基板の上のコンデンサーはすべてUSA仕様に交換しました。
2023. 9. 12 検査
2023. 9. 25 レストア完了
レストア後の出力波形です。きれいな波形が出ています。周波数特性やSN比も良い値です。
こちらの左白テスターは低圧整流ダイオード直後です。27.94Vで良い値です。
こちらの左白テスターは高圧整流ダイオード直後です。337.0Vで良い値です。
こちらの左白テスターは高圧B3です。237.6Vで良い値です。
電源回路は高圧整流用ダイオードと高圧用電解ブロックコンデンサー2個を交換しました。
★レストア完了です。 2023. 9. 25
こちらの右テスターは高圧B2です。254.5Vで少し低いですがまあまあの値です。
こちらの右テスターは高圧B3です。233.2Vでまあまあの値です。
★レストア後の試聴エージング風景です。
良い音になりました。殆どMarantz7オリジナルと変わりません。
復刻セブンや#7kでも部品を良いものに換えれば、回路はオリジナルと同じなので同じように良い音になります。
★最初の試聴です。
イヤー!予想通りひどい音です。 これならオーナー様がレストア依頼されるのも無理はありません。
高圧の電解ブロックコンデンサーが2本とも抜けているので、高圧直流電圧にリプルが乗りノイズが出ているのではないかと思いました。
音は(意外にも)普通に出ます。ノイズもありません。しかし、中高域に歪が乗りギンギン音です。
フォノイコは、これはもうバイオリンがのこぎりとなって鼓膜破壊マシーンと化しています。
復刻セブンも、もう賞味期限は切れてどれもこう云う状態でしょう。
こちらの右テスターは高圧整流ダイオード直後です。319.8Vで少し低い値です。
こちらの右テスターは低圧整流ブリッジダイオード直後です。26.35Vでまあまあです。
こちらも低圧φ35です。良い状態です。
フォノイコのカソードバイパスコンです。全体に容量が少し抜けているようです。
特に問題は無いが、良い音になるようにレストアを依頼されました。
左黒テスターはヒーター電圧です。18.12Vでまあまあの値です。右の白テスターは高圧B1です。274.1Vで良い値です。
こちらは低圧φ35です。良い状態です。
高圧先頭φ25です。完全に抜け切っています。
こちらも高圧先頭φ25です。同じように容量がありません。
裏面も同様です。
★まず、各電解ブロックコンデンサーのチェックからです。
上部です。まだ一度もメンテの手が入っていません。