Marantz7R 修理レストア依頼 概要
2022. 9. 28 検査
2022. 10. 13 修理レストア完了
左の白いテスターは高圧B1です。286.0Vで良好です。右テスターはヒーター電圧です。19.99Vで良好です。
こちらの白いテスターは高圧B2です。263.3Vで良好です。右テスターは引き続きヒーター電圧です。この後も同様です。
フォノイコのカソードバイパスコンを全てMarantz7純正SPRAGUEの新品に交換しました。カップリングコンデンサーは音の良いUSA製とMarantz7オリジナル後期型純正のGoodAll-TRWに交換しました。
★修理後の試聴エージング風景です。
Marantz7オリジナルのオールバンブルビー機に匹敵する透明で臨場感溢れる音になりました。
左右の出力波形です。左右とも奇麗な波形が出ています。周波数特性も良好です。
フォノイコのRIAA偏差を決めるコンデンサーをマイカコンに交換しました。
今回の交換部品です。
電源を入れて各値のチェックです。
電源の電解ブロックコンデンサーは2本新品交換しました。(明るいベーク)
横一列の小さなカップリングコンデンサーもMarantz7オリジナル後期型純正のGoodAll-TRWの新品に交換しました。
裏面です。
リヤパネル裏のRCA端子に渡りを掛けました。
ラインアンプのセラミックコンデンサーもMarantz純正SPRAGUEの新品に交換しました。
電源の電解ブロックコンデンサーは高圧のφ25とφ35をオリジナル仕様の新品に交換しました。
内部です。ガラリと様子が変わりました。
★修理完了です。 2022. 10. 13
裏のRCA端子にアース浮きがあります。
高圧整流ダイオード直後です。342.3Vで良好です。
低圧整流ダイオード直後です。28.64Vで良好です。
フォノイコ左のカソードバイパスコンです。こちらも容量が抜けています。
★電源を入れて各電圧を測ります。
右のトーンのツマミを回すと音が出なくなるのと、良い音が聴きたいのでレストアを依頼されました。
低音のトーンツマミを回すと波形(音)が出てきます。やはり、何かがあります。
出力波形のチェックです。
上段は左、下段が右の出力です。右の音が出ません。
高圧B3です。245.8Vで良好です。
左テスターは高圧B1です。286.6Vで良好です。右テスターはヒーター電圧です。20.11Vで少し高いですが良好です。
高圧B2です。265.9Vで良好です。
フォノイコ右のカソードバイパスコンです。容量が抜けています。
ラインアンプ右のプレート抵抗です。抵抗値が抜けています。
高圧2段目です。こちらは完全に抜け切っています。
低圧φ25です。こちらは3ブロックとも良好です。
高圧先頭φ25です。一部のブロックでESRが異常に高くなっています。
★まずは電源の電解ブロックコンデンサーのチェックです。
長時間の使用でコンデンサーが全て黄色くなっています。