2021. 12. 6 検査初掲載
2021. 12. 9 修理完了
★修理完了です。 2021. 12. 9
早く出来ました。これまでで最速かも。。。
修理箇所がすぐに特定できました。
★修理後の試聴エージング風景です。
レプリカのもやっとした音が極めて明るい明瞭な音に変わりました。#7オリジナルと変わらない感じです。
やはりカップリングコンデンサーを音の良い物に交換するとこれだけ音が変ります。
特にレコードは格別です。音の広がり、深み、明瞭さ。さすがのMarantz7です。レプリカでもその思想は受け継がれています。
同時に修理依頼を受けたMcIntosh MC275も一緒に写っていますが、まだ修理前なのでただ今試聴しているのは 本機 + Marantz9k(改)
-> TANNOY Monitor RED 15で聴いています。
交換部品です。
高圧B3です。244.6Vで良い値です。
低圧ダイオード直後です。28.53Vで良い値です。
高圧整流ダイオード直後の電圧です。339.6Vで良い値です。
左テスターはヒーター電圧です。19.77Vと極めて良い値です。右の白いテスターは高圧B1で283.4Vとこちらも極めて良い値です。
高圧B2です。264.5Vで良い値です。
ラインアンプ初段管のプレート抵抗を音の良い高級品AMRGに交換しました。
★修理後の各電圧チェックです。
今回飛んでいたラインアンプ初段管のプレート抵抗を音の良いAMRGに左右とも交換しました。
電源回路の電解ブロックコンデンサーの高圧先頭φ25を交換しました。
ラインの音に影響の大きいカップリングコンデンサーを音の良いものに交換しました。ついでに?フォノイコも先頭を交換しています。
★いきなりパワーアンプとスピーカーに繋いで音を出すのは危ないので出力波形の観察です。
右の出力が出ていません。 ミリバルの針が振れずオシロの波形も出ません。いろいろ探るとラインアンプの初段後から無信号状態です。真空管は大丈夫なので恐らくコンデンサーや抵抗が飛んでいるのでしょう。
各部品の交換が必要です。
筐体N極間の漏れ電圧です。AC67.3Vを示し少し漏電があります。
1次側です。 6.067Hで少し低い値です。
★電源を入れて各電圧を測ります。
2次側低圧です。19.845mHで良好です。
高圧整流ダイオード直後の電圧です。330.9Vで良好です。
低圧整流ダイオード直後の値です。27.37Vで良い値です。
高圧B3です。247.2Vでこちらも良い値です。カメラのシャッタースピードの関係で数字が一部消えています。
高圧B2です。266.2Vでこちらも良い値です。
左テスターは低圧で19.24Vと良好です。右テスターは高圧B1です。284.5Vで良い値です。
2次側高圧です。34.77Hで良好です。
★電源トランスのインダクタンスを測ります。
低圧φ35です。こちらも良好です。
高圧2段目です。こちらは良好です。
高圧先頭φ25です。ESRが非常に高く不良です。
★フォノイコののカソードバイパスコンです。下記の通り全部良好です。
裏面です。こちらもレプリカのオリジナル状態です。
★まずは消耗部品の各電解ブロックコンデンサーのチェックからです。
内部です。ほぼレプリカのオリジナル状態です。
Marantz7 レプリカ 修理依頼 概要