フロントパネルやツマミ類には全く傷や汚れはありません。

★ Marantz7kです。

これまでの#7はオリジナル性を重視するため音そのものを追求することは難しかったのですが、本機は#7kなので多少の改造を含め、できる限り良い音を追求してみました。
今回はその２台目です。

本機の外観は傷や錆はありません。新品のようにきれいです。

きれいな外観です。

ボリュームは音の良いコスモス製の新品に両方とも交換しました。

内部上面です。音質に左右するカップリングコンデンサーは当工房が厳選した極めて音の良い物の組み合わせです。

リヤパネルにも傷はありません。RCAジャックには多少の使用感がありますが使用には問題ありません。
電源コードも良い状態です。

完全無傷の天板です。

両側面にも全く傷や汚れはありません。

★今回も、これまでオリジナルではできなかった改造を含めたレストアを行いました。
電源回路や全体の回路そのものはMarantz7のままです。使うパーツの中で抵抗類に及ぶ変更のため改造としています。

問題の音は、予定通り大変抜けの良い極めて音像がはっきりとした音になりました。
特に低音は独特の解像度です。普通の純正クラロスタットとバンブルビーではこの音は出ません。

以前レストアした回路マニア所有のMarantz7オリジナルと似た音が出せたと思っています。

感覚的な表現では、JAZZの低音はマッキンはボンボン、マランツはドンドン、本機はズンズンのようなイメージでしょうか。

勿論中高音は音の輪郭がはっきりとした煌びやかな音です。
レコードはこちらのイコライザーアンプEQC-1をイコライザーだけでは無くプリアンプ全体としたような解像度の高い再生音です。

いつもEQC-1の音を聴きながらMarantz7もこのような音にならないか考えていました。

今回も充分納得の行く音になり満足しています。

本機はクラシックは勿論のことJAZZにも極めて軽快で且つどっしりとしたぶ厚い音を聴かせくれるでしょう。

電源回路では先頭の電解ブロックコンデンサーの抵抗をAMtransの高級品を使用しています。これで低域の歯切れの良さが変わります。
低圧の整流器もセレンを使用しました。

トーン回路のカップリングコンデンサーはMarantz7オリジナルの中でも特に音の良い11000～12000番台に使用されている純正SPRAGUE（黄)の新品に交換しました。

裏面です。横一列のカップリングは音の抜けの良いGoodAll-TRWの新品に交換しました。

主なカップリングコンデンサーです。音に重要な部分をアリゾナキャパシタ。他はGoldenBlackとGoodAll-TRWです。
低音の響きと透明度を際立たせる秘策も講じています。
カソードバイパスコンは全てMarantz純正SPRAGUEの新品に交換しました。
音に影響のあるセラミックコンデンサーも純正SPRAGUEの新品に交換しました。

電源部です。電解ブロックコンデンサーは３本とも全てMarantz7オリジナルのレストアに用いる正規仕様の新品に交換しました。
高圧整流器もセレンに交換しています。

★当工房レストア後の内部です。

当工房所有機　Marantz7k(改) 　概要