源部です。電解ブロックコンデンサーは3本とも全てMarantz7オリジナルのレストアに用いる正規仕様の新品に交換しました。
高圧整流器もセレンに交換しています。

トーン回路のカップリングコンデンサーはMarantz7オリジナルの中でも特に音の良い11000〜12000番台に使用されている純正SPRAGUE(黄)の新品に交換しました。

低圧の整流器もセレンを使用しました。


フロントパネルやツマミ類には全く傷や汚れはありません。

(照明が電球色LED蛍光灯の下で撮っているので全体に黄色く見えます。)

両側面にも全く傷や汚れはありません。

2021. 8. 12 更新

★ Marantz7kです。

これまでの#7はオリジナル性を重視するため音そのものを追求することは難しかったのですが、本機は#7kなので多少の改造を含め、できる限り良い音を追求してみました。
今回はその3台目です。

本機の外観は傷や錆はありません。とてもきれいです。

本機にも少し傷はありますがきれいなウッドケースをおまけで付けます。(最下段に画像掲載)

きれいなウッドケースです。

内部上面です。音質に左右するカップリングコンデンサーは最近当工房が厳選した極めて音の良い物です。

★今回も、これまでオリジナルではできなかった改造を含めたレストアを行いました。
電源回路や全体の回路そのものはMarantz7のままです。使うパーツの中で抵抗類に及ぶ変更のため改造としています。


問題の音は、予定通り大変抜けの良い極めて音像がはっきりとした音になりました。
特に低音は独特の解像度です。普通の純正クラロスタットとバンブルビーではこの音は出ません。

以前レストアした回路マニア所有のMarantz7オリジナルと似た音が出せたと思っています。


感覚的な表現では、JAZZの低音はマッキンはボンボン、マランツ7はドンドン、本機はドドーンのようなイメージでしょうか。

勿論中高音は音の輪郭がはっきりとした煌びやかな音です。
レコードはこちらのイコライザーアンプEQC-1をイコライザーだけでは無くプリアンプ全体としたような解像度の高い再生音です。


いつもEQC-1の音を聴きながらMarantz7もこのような音にならないか考えていました。

今回も充分納得の行く音になり満足しています。


本機はクラシックは勿論のことJAZZにも極めて軽快で且つどっしりとしたぶ厚い音を聴かせくれるでしょう。


★できればこちらのMarantz7オリジナル SN.3桁台オールバンブルビー機やEQC-1と聴き比べを行って頂ければ、本機の音の良さが実感できます。








きれいな外観です。

ボリュームは音の良いコスモス製の新品に少し改良を施し両方とも交換しました。
この改良ボリュームは純正クラロスタットのように11時位から立ち上がり、クリヤな極めて良い音を鳴らしてくれます。

裏面です。横一列のカップリングは音の抜けの良いGoodAll-TRWの新品に交換しました。

音の良いコンデンサーに全て交換しました。
カソードバイパスコンも全てMarantz純正SPRAGUEの新品に交換しました。
音に影響のあるセラミックコンデンサーも純正SPRAGUEの新品に交換しました。

これでオリジナル純正バンブルビーに劣らぬ透明度とダイナミックさを出しています。

★当工房レストア後の内部です。

リヤパネルにも傷はありません。電源コードも良い状態です。

完全無傷の天板です。

当工房所有機 Marantz7k(改)  概要