Marantz#8レストア K.F 様 概要

2018. 4. 19 初掲載
2018. 11. 27 レストア完了

エージング風景です。

★こちらにある他の#8Bオリジナルと比べると中高域がとても繊細です。

意外です。#8のイメージは円やか音でしたがこの音はJAZZに合います。

ドラムスのシンバルの音が強烈です。ウッドベースもどっしりと響きます。

なかなかの音です。


やはり新品のGoodAll-TRWは良い音です。


これでまた数十年?の長期に渡って良い音を奏でてくれます。





























★全てのカップリングコンデンサーは新品のGoodAll-TRWに交換しました。

これでレストア前の歪が乗る音も極めて繊細でダイナミックな音に変わりました。

電圧増幅管のカソードバイパスコンも純正SPRAGUEの新品に交換しました。

パンクしていたバイアス用電解ブロックコンデンサーも代品の新品に交換です。

各部の電圧やACバランス、DCバランスとも良好です。

★レストア完了です。                                                           2018. 11. 27

以前からMarantz7のレストアを依頼されている方からの要望で、今度はMarantz8を見て欲しいと言われています。
外観的には多少の使用感はありますが年代を考えるときれいな方です。

内部もタバコのヤニなどは付着していなくとても良い状態です。


かなり以前に交換されたと見られるブロックコンデンサーです。

パンクしているC電源用ブロックコンデンサー

各パーツはかなりくたびれています。特にバイアスC電源のブロックコンデンサーがパンクしています。
これは音を荒らす原因に繋がります。このC電源のセレンがダイオードに交換されています。
高圧B電源のブロックコンデンサーがかなり前に交換されています。SPRAGUE純正のようですが、恐らく30年以上前です。
カップリングコンデンサーは全て元のままで交換されていません。
カソードバイパスコンも純正のままで腐食して塩を吹いています。
入力側のバンブルビーも亀裂が入っています。