

Marantz8Bレプリカ レストア依頼 概要
こちらはドライブ管周りです。完全に別回路を組まれています。拘りが詰まっているようです。
なぜかこちらは復刻オリジナルのコンデンサーが残されています。
後でわかったのですが、入力回路はカップリングコンデンサーを全て外し直接初段管のグリッドに入力されています。プリが良い状態なら良いのですが、劣化した場合直流が直接初段管に入ることになり心配です。しかし、大事な入力段がシンプルになると音も良くなります。本機はこのあたりも良い音に貢献しています。


高圧先頭φ25 2本です。 上下とも良い値です。

2024. 7. 2 検査
2024. 7. 11 レストア完了
右端が交換したオリジナル仕様の電解ブロックコンデンサーです。
★レストア後の各電圧チェックです。
内部です。中央のデカップリング0.33uFとドライブ管カップリング0.1uFをMarantz8Bオリジナル純正GoodAll-TRWの新品に交換しました。一部の抵抗に亀裂があるのを発見したので、これもオリジナル純正A&Bに交換しました。
★レストア完了です。 2024. 7. 11



背面の入力端子の、なぜか下段のTEST端子を交換されています。
後の試聴でわかったのですが、上段の通常のINPUT端子は使えません。なぜかと思ったら、Marantz8系は変なアンプで回路上INPUT端子の後にTEST端子を設けています。これには抵抗とコンデンサーが必ず一組入るので音に影響します。
前のレストア屋さんは音を良くする為に余計な回路をカットして直接入力するように改造されました。
変な話ですが、復刻#8Bや#8Bkは元々それ程音は良くないので私も改造は有りだと思っています。しかし、この方は徹底しています。ここまでやるか、と感心しています。
★レストア後の試聴エージング風景です。
やはり中高域で繊細さが秀でています。低域の解像度も変わっています。
良い音です。
電源の高圧用電解ブロックコンデンサーをオリジナル仕様の新品に交換しました。
赤茶色のコンデンサーが耐熱仕様のMarantz8Bオリジナル純正のコンデンサーです。


交換部品です。亀裂の入った抵抗を外してみるとやはり破損していました。白色4本は変色した古い復刻オリジナルのコンデンサーです。

残留ノイズです。ミリバルのメーター読みで左右とも 0.4mVです。パワーアンプとしては優秀です。
出力波形です。綺麗な波形が出ています。

白テスターは高圧B1です。414Vで良好です。中央のテスターはバイアスC電圧です。 -45.3Vで良好です。どちらもレストア前と大差はありません。
コンピューター解析です。これでいろいろなことがわかります。





こちらは左右の出力の残留ノイズです。電源投入時は少し上がりますが1分も経てはごらんの様にすばらしい値です。完全にノイズ0です。
こちらは高圧φ35です。3ブロックともESRが高く、かなり劣化が進んでいます。
★とりあえずブロックコンデンサーのチェックからです。
★最初の試聴風景です。
イヤー、これは良い音です! 極めてクリヤな中高音、締まった低音。こんな#8Bを聴いたのは初めてです。
恐らく、くたびれかけてきた電源や、まだレプリカ色が残っているコンデンサー類を交換すればもっと良い絶品の音が聴けるでしょう。
・・・・レストア依頼で来たアンプで良い音と絶賛したのは今回が初めてです。。。
左の白テスターはバイアスC電圧です。-46.7Vで少し深いですが良好です。右テスターは高圧B1です。418Vで良好です。
こちらは改造されているドライブ管先頭のカソードバイパスコンです。左右とも良好です。
★電源を入れて各電圧をチェックします。
内部です。一見さほど改造とはわかりませんが、ドライブ管周りは完全に別物です。配線方法に少し違和感はありますが、この回路を組まれた方はかなりアンプ通の方のようです。出力管周りのカップリングコンデンサーはCTS製に交換されています。これは耐熱性で少し心配はあるものの悪いコンデンサーではありません。
Marantz8Bレプリカです。 こちらは改造されているがメンテナンスをご依頼頂きました。最初に真空管を取り付けますが、今回ドライブ管には6BH6
-> EF806 , 6CG7 -> ECC82 どれもTelefunken <>有 に変更されています。特に先頭はソケットまで9ピンに交換しています。












こちらはバイアスC電源です。2本とも良好です。
