Marantz9k 修理依頼 概要

★各電圧を計ります。

2021. 2. 11 検査初掲載
2021. 3. 3 作業中風景
2021. 4. 28 修理完了

左テスターはバイアス電圧です。-42.8Vを示し正常です。右のテスターは高圧B電圧です。430Vを示し良好です。

バイアス調整です。4本とも上の様に正常に調整できます。
本体が調整の為、逆さまなのでメーターも逆さまです。

★試聴エージング風景です。

MKe-1に繋いで文字通りモノーラルで聴いています。

なかなか良い音です。モノーラルでも臨場感に溢れて部屋中に広がっています。





















































表の手前の小さいブロックコンデンサーもオリジナル仕様の新品に交換しました。これで高圧の倍電圧は上下とも同じ新品なのでバランスが取れます。

内部の絶縁カバー付高圧倍電圧用ブロックコンデンサーです。オリジナル仕様の新品に交換しました。

電源トランスを戻し配線を元通りに直しました。ダイオードを4本とも新品に交換し、高圧倍電圧のブロックコンデンサーも一部劣化していたので2本とも交換しました。

★電源トランスの取り外し中の風景です。                                         2021. 3. 3

たくさんの配線を外して基板を浮かせます。

電源を入れてみます。左の黒いテスターはバイアス電圧です。正常です。
右の白いテスターは高圧電圧です。

バイアスは正常ですが高圧B1はかなり低い電圧です。

聴いていると急にブーンと音が出てバイアスチェックをすると4本とも針が適正値まで振れなくなったそうです。

★漸く修理完了です。                                               2021. 4. 28

電源トランスを外した後の状態です。

フロントパネルを触るとピリピリと感電するので筐体コンセント間の漏れ電圧を測りました。

AC63.5Vを示しかなり漏電しています。

この電源トランスの2次側高圧がショートしています。電源トランスの巻き替えが必要です。

高圧B2です。310.7Vを示しこちらもかなり低い値です。

高圧B3です。こちらもかなり低い値です。