こちらには出力管 6L6GC の予備が無かったので、互換の KT66 ほぼ新品を使ってテストします。

McIntosh MC240 検査依頼機 概要

2022. 3. 9 再検査 完了

正面から2番目です。こちらも廃棄値です。使えるのは緑のGOODゾーンです。

★KT66を挿したままスピーカーに繋いで試聴です。特に問題はありません。

★最後にスピーカーを16Ωの TANNOY Monitor RED で試聴エージングです。

通常検査では8Ωのダミー抵抗を出力端子に付けて試聴しますが、NFBが出力トランス2次側の16Ωタップから取るので8オームではノイズ等はわからない場合があります。
この為、こちらでは必ず16Ωのスピーカーで最後の試聴を行っています。


約2時間聴いています。力強いマッキンサウンドが出ています。







内部の抵抗類やコンデンサーは特に異常が無なそうなので電源を入れてみます。

先月こちらでレストアしたMC240です。電源を入れると片側から小さなノイズが出て出力管が1本光りヒューズが飛んだので再検査を依頼されました。

通電から10分後の出力の残留ノイズです。左右共0.004Vとノイズも無く安定しています。

左から高圧B電圧 433Vで良好です。右はバイアス電圧で-151.8Vとこちらも良好です。

★真空管が怪しいので全ての球を試験機で測りました。

こちらが問題の光った真空管です。完全に廃棄の値です。

正面から1番目です。ほぼ廃棄値を示しています。

光った出力管は先頭から3番目のV9のようです。

こちらは小さいドライブ管の代表の値です。ほぼ新品に近い値です。小さいドライブ管は7本とも大丈夫です。

こちらは4番目です。こちらも廃棄値です。