2021. 1. 20 検査
2021. 2. 9 レストア完了

交換部品です。

レストア後の試聴エージング風景です。

測定風景です。

今度の右のテスターは高圧B3で136.3Vを示し良好です。
出力管のプレート電圧やバイアス電圧は4本とも良好です。

中は他でのレストアでかなり様子が変っています。

嗜好をを変えて出力管をGold Lion KT66に交換してみました。
すこし馬力がアップしたような感じです。初段管を手持ちのフィリップスに換えてみると粗さが取れて繊細さもアップします。







全体に良い音に変わりました。すこし気になるのが初段管に恐らく中国管でしょうか、ここを変えればもっと良い音になると思います。

左側の黒いテスターはバイアスC電圧です。-152.8Vを示し良好です。

右の白いテスターは高圧B1です。461Vを示し良好です。

この他出力管のプレート電圧やバイアス等は4本とも良好です。

高圧の倍電圧回路にはオリジナル仕様新品の電解コンデンサーに交換しました。

バイアス用電解コンデンサーもSPRAGUE製の新品で特に耐圧の高いものを選定しました。これでバイアスはより安定します。

★レストア後電源を入れて各部の電圧をチェックします。

カップリングコンデンサーは電解コンデンサーのマッキン純正メーカーであるコーネルデュブラー(緑色)とマッキン純正ブラックビューティー(160P)に交換しました。
やはり使う部品はなるべく純正メーカーがいいですね。

初段管のカソードバイパスコンはマランツ純正SPRAGUE製の新品に交換しました。繋いであった不要なリード線は全て撤去しきれいにしました。

★レストア完了です。                                              2021. 2. 9

電源トランスの漏れ電圧です。AC61.4Vとかなり漏れています。
恐らく100Vで長期間使われていたのでしょう。近いうちにショートして焼損の可能性があります。

交換予定のコンデンサーで当工房で現在在庫のものです。
左のグリーンはマッキン純正コーネルデュブラーの0.22/600Vで中央の金色リードはGoldenBlackの0.22/630Vです。このどちらかを使います。ここは600V耐圧のものが必要なのでこの2種類からの選択になります。
右の大きいコンデンサーはSPRAGUEのブラックビューティー(160P)で0.47/200Vです。
下の小さなシルバーはSPRAGUEの100uF/25Vです。

この画像の右のテスターは高圧B1,2の値です。432Vを示し良好です。左の白いテスターはバイアスC電圧です。-149.7Vを示し良好です。

こちらはバイアス用国産の電解コンデンサーです。良品です。

★各部の電圧チェックです。

こちらのブロックも良品です。

高圧のマロリーです。これはまだ良品です。

やはり本来の姿では無いので違和感が満載ですね。

外観は割と奇麗な方です。

青いカソードバイパスコンです。左右共良品です。

高圧倍電圧のオリジナル電解コンデンサーです。やはりESRが高く機能していません。この為国産の汎用電解コンデンサーを追加されたようです。

こちらのブロックも良品です。

電源サーミスタは新品に交換されています。

★取り敢えず各電解ブロックコンデンサーをチェックします。

高圧の倍電圧電解コンデンサーはオリジナルが付いています。前回のレストアでは代品が無かったのか電解コンデンサーをパラに繋いであります。

電解ブロックコンデンサーはマロリーに交換されています。

バイアス電源のコンデンサーも国産汎用品に換えられています。

カップリングコンデンサーです。良品でしょうがこちらもリード線の途中で繋いであります。

初段管カソードバイパスコンです。違うタイプのものに交換されています。手抜きなのか配線を外さないで途中で繋いであります。

McIntosh MC240 修理レストア依頼機 S. I 様 概要

★最初の試聴風景です。

特に違和感は無くマッキンMC240の音です。目立ったノイズもありません。

しかし、少し聴き込んで行くとJAZZではもう少しパンチが有っても良いかも知れません。
電源です。