修理後の内部です。特に目立った変更はありませんが、少しコンデンサーを変更し入力ボリュームを換えています。
2024. 2. 21,22 検査
2024. 3. 15 修理完了
交換部品です。今回は特に多くの交換部品はありませんが、調整に手間が掛かっています。
★漸く修理完了です。 2024. 3. 15
今回は思い掛けなく時間が掛かりました。
★修理後の試聴エージング風景です。
今回は特に入力側のコンデンサーと内部カップリングコンデンサーをUSA仕様に交換したので、ときめくような輝きのある音になりました。
左の白テスターは高圧B1です。453Vを示し良好です。中央テスターはバイアスC電圧です。 -154.1Vを示し良好です。
出力波形です。左右とも指針が重なり同じ値を示しています。波形も綺麗です。ノイズはありません。
各電圧と波形のチェックです。
入力側カップリングコンデンサーもUSA仕様に交換しました。
TWIN AMPの入力ゲイン調整ボリュームを左右ともマッキン純正CTS製の新品に交換しました。
以前どこかでレストアされたときに使用されたビタQをこちらで音の良いUSA仕様(黒)に交換しました。
★以上の様に、やはり左の出力低下とノイズが検出されます。
各増幅回路の抵抗やコンデンサー等の劣化が考えられます。
問題の出力波形です。オシロの波形の下段が左チャンネルで上段が右です。また左のミリバルの赤針が左チャンネル、黒針が右チャンネルです。波形や指針から、やはり左の出力が少し小さいようです。
こちらは残留ノイズを計測しています。波形の下段に乱れが検出し、指針の赤針が激しく動いています。(動きが早いのではっきり写りません)
左の白テスターは高圧B1です。433Vを示しまあまあの値です。右テスターはバイアスC電圧です。-147.2Vで良い値です。
★電源を入れて各電圧と波形をチェックします。
電源にノイズが乗っていないかチェックです。下の波形が高圧B電源です。完全に安定した直流でリプルは検出しません。
左チャンネルにノイズが入り、音も少し小さくなったような気がするので修理を依頼されました。
McIntosh MC275 修理レストア依頼機 概要