各部の電圧チェックです。全て良好です。
2020. 9. 8 検査
2020. 9.17 レストア完了
バイアス電圧も少し高くなったようです。
特性検査のため横にして試聴しています。
内部です。今回は高圧回路の電解ブロックコンデンサーは交換していません。
バイアス電圧です。-140Vを示し少し低い値です。恐らくこれにリプルが乗っています。
交換部品です。
★レストア完了後の試聴エージング風景です。
伸び伸びとしたきれいな音を響かせています。
3時間位聴いていますが特に異音は感じません。
良い音になったと思います。
バイアスセレンと電解コンデンサーをオリジナル仕様に交換しました。
カソードバイパスコンを全て新しいものに交換しました。
★レストア完了です。 2020. 9. 17
高圧B1です。442Vと良い値です。
左のもう片方です。こちらもESRが高い状態です。
左の片側です。ESRが極めて高く完全に不良です。
★以上の検査の結果、バイアス不良からバイアスのリプルから音にノイズが乗っています。
またプッシュプル電圧増幅管の各カソードバイパスコンが、以前代品に交換されていましたが全体に不良で、特に左チャンネルの不良が顕著です。
これ等を新品交換することによりノイズの無いきれいな音になると考えます。
こちらも良い値です。
★回路中の電解コンデンサーです。
McIntosh MC275オリジナルです。大変きれいな状態です。
最近ガサゴソとノイズがでるので見て欲しいとのご要望です。
こちらの最初の試聴では暫くすると小さくボコボコとノイズが出るようになりました。特に左が大きいように感じます。
出力管の各プレート電圧です。こちらも4本とも417V近辺を表示し良い値です。
出力管の各バイアス電圧です。4本とも-47.1V近辺を表示し良い値です。
高圧B4です。141.7Vを表示し良い値です。
高圧B3です。こちらも201.0Vで良い値です。
高圧B2です。205.2Vで良い値です。
高圧のチョークコイル直後の電圧です。437Vを示し良い値です。
★左の画像の様にバイアスセレンが逆方向にも導通がある事から、きちんと整流されず脈流が乗っているので上の画像のバイアス用電解コンデンサーも交換されていますがすぐにダメになっているようです。
このバイアスが安定しないのでノイズが音に乗っています。
同じく順方向の抵抗値です。162.0kΩで正常値です。
バイアスセレンの逆方向の抵抗値です。167.5kΩで導通があり不良です。
★電源投入して各部の電圧をチェックします。
初段管カソードバイパスコンです。正常です。
こちらも正常です。
右側の片方ですがESRが高い状態です。
右側のもう片方です。こちらもESRが高い状態です。
バイアス用です。交換されています。
容量は正常ですがESRが高い状態です。
こちらも良い値です。
こちらは良い値です。
少しESRが高い状態です。
抵抗類は特にさわってありません。
★電源を入れる前の各電解コンデンサーのチェックです。
セレクトレバースイッチが交換されています。
電圧を合わせるためか抵抗が繋いであります。
バイアスセレンはそのままでバイアス用電解コンデンサーが交換されています。
回路の全ての電解コンデンサーが代品に交換されています。
電源サーミスタが割れていますが、検査では良好です。
内部です。以前他でかなり手を加えられています。全ての電解ブロックコンデンサーは代品に交換されています。
バイアスの電解コンデンサーも交換されています。回路の中の電解コンデンサーも全て交換されています。
デカップリングコンデンサーもビタミンQに交換されています。
McIntosh MC275 検査レストア依頼機 S. K 様 概要