左の出力トランス1次のHOT側インダクタンスです。
右の出力トランス2次側のインダクタンスです。
左の出力トランス2次側インダクタンスです。左右でかなり違っています。インピーダンスは同じ様です。
2022. 3. 10 検査
2022. 4. 1 継続検査
2022. 4. 8 修理中進捗
2022. 4.14 修理完了
★基板を元に戻し、再度電源を入れてみます。
今回の交換部品です。新しそうに見える電解ブロックコンデンサーですが、やはりダメなようです。
基板を外して再度検査です。電解コンデンサーの上の小さな抵抗は以前交換されているようです。今回もまた飛んでいるかも知れません。
念の為に出力管を当工房ストックのJJ 6550に換えてみます。
しかし、やはり高圧が330V位まで下がりヒューズが切れます。出力管ではありません。
電源サーミスタをチェックします。良い値です。
もう1個の電源サーミスタです。こちらも良い値です。
★ヒューズも来ているのでいよいよ電源を入れてみます。 2022.
4. 1
取り敢えず電源を入れる前に再度各部の確認です。
★電解ブロックコンデンサーをチェックします。
★修理後の試聴エージング風景です。
マッキンの力強い音が出ています。
元の抵抗は1/4Wだったので今回1/2Wの大きい抵抗に交換しました。
左右出力の残留ノイズです。左右ともほぼノイズは無く良好です。
右のデジタルテスターは電源投入後10分経った高圧B電圧です。428Vを示し良好です。
左のアナログテスターはバイアス電圧です。-146Vを示しこちらも良好です。
内部の2本の黒い電解ブロックコンデンサーは2本とも先日新品に交換しました。高圧ブリッジダイオードも同時に交換しました。
足を片側外して単体チェックです。やはり導通が無くこの抵抗は飛んでいます。
バイアス回路をチェックすると抵抗に導通がありません。
★どうも高圧整流ブリッジダイオードが怪しいようです。電解ブロックコンデンサーも検査では良いようですがダイオードを交換してみてダメなら電解ブロックコンデンサーの交換です。
電源トランスの1次側インダクタンスも極めて低い値なので気になります。
しかも、右側出力の残留ノイズが結構出ているようです。
右の出力トランス1次のCOLD側インダクタンスです。
右の出力トランス1次のHOT側インダクタンスです。
左の出力トランス1次のCOLD側インダクタンスです。
左右の出力の残留ノイズです。少し上がってすぐに左の値にまで下がります。しかし右側が 0.025V位まで電圧が上がります。結構ノイズが出ているようです。
左の白いテスターは出力管のカソード電圧です。高圧B電圧とともにこちらも下がります。右テスターは高圧で450Vから現在372Vまで下がりました。
->2秒後位には366Vまで下がり、この後ヒューズが切れます。
電源を入れて10秒程まではこの画像のように正常に見えますが、真空管が温まり上がって来ると高圧B電圧が下がり始め350V位まで下がったところでヒューズが切れます。
こちらは電源のチョークトランスのインダクタンスです。こちらも極めて少ない値です。
こちらは電源の高圧B電源のブリッジダイオードです。4個中のどれかが抜けているようです。
★電源を入れてみます。
電源トランス1次側インダクタンスです。 762.0μH と極めて少ない値です。
電源トランス2次側の高圧B電源のインダクタンスです。 15.035mHで普通の値です。
高圧側は特に劣化はまだありません。
バイアス系の電解ブロックコンデンサーです。ESRが高いようです。
★このアンプのヒューズが6.25Aで、こちらに在庫は無く手配中です。ヒューズが届いてから電源を入れてみます。
各素子の状態をチェックします。
McIntosh MC275LEです。シャーシーはステンレス製なのでとても奇麗です。
★バイアス抵抗を交換しました。 2022. 4. 14
★高圧ダイオードと電解ブロックコンデンサーを交換しました。 2022. 4. 8
高圧B電圧は降下の速度は遅くなったもののバイアスC電圧は依然として上がりません。
特に目立った不具合は見付かりません。
★基板を外して単体チェックです。
内部もまだ新しいので奇麗です。
McIntosh MC275LE 修理依頼機 概要
★左右共1次側は似たような値です。