2020. 12. 16 検査
2021. 1. 7 レストア完了
内部は1台目と全く同じです。
電源の電解ブロックコンデンサーを2本ともオリジナル仕様の新品に交換しました。その他の電解コンデンサーもSPRAGUEの新品に交換しました。バンブルビーは全て良品に交換しました。
★画像には表れていませんがバイアスC電圧は -45V辺りで良い値です。
★電源を入れて各電圧を計ります。
★レストア後の試聴エージング風景です。
とても良い音です。電源回路もカップリングコンデンサーも全て良品です。
これがまさに当時のマッキンの音です。
しっかりとした低音。透き通った中高音。マッキン最後の真空管式モノーラル・ハイパワーアンプです。
右のテスターは高圧B1です。416Vを示し良好です。中央のテスターは高圧B2です。357.8Vを示し良好です。
出力管バイアスです。2本とも-50Vを示し良好です。
出力管バイアスです。2本とも-50Vを示し良好です。
★2台目です。
右のテスターは高圧B1です。430Vを示し良好です。中央のテスターは高圧B2です。367Vを示し良好です。
こちらも全てオリジナル状態です。
★こちらもレストア後の各電圧チェックです。
全て良品のバンブルビーです。これで完全オリジナル状態でレストアできました。
★レストア後の各電圧を測ります。
★レストア完了です。 2021. 1. 7
★1台目です。
★バンブルビーの測定結果0.047uFは2台とも概ねまだ使えそうですが0.47uFと0.22uFは不良なので今のうちに代品交換されれば良いかと思います。
この画像の測定器の表示は18.92MΩを示し不良です。良品は4100MΩ以上無限大です。
★最初の音出しです。
やはり電解ブロックコンデンサーが不良の方は音が荒れています。
全体に、バンブルビーの不良はまだ音にまで影響しておらずマッキンらしい良い音です。
高圧B1です。429Vと1台目よりは低く出ていますが良い値です。
高圧B2です。こちらも良い値です。
初段管のカソードバイパスコンです。容量が倍に膨らみESRも高い状態です。
高圧2段目3ブロック目です。こちらはESRが高い状態です。
バイアスC電源です。ESRが高い状態です。
★電源を入れて各電圧を計ります。
★2台目です。
高圧2段目の2ブロック目です。こちらもESRがかなり高い状態です。
大変奇麗なMcIntosh MC60です。暫くメンテしていないのでどういう状態か検査を依頼されました。
★まずは1台目です。
高圧2段目です。ESRが少し高い値ですが良い値です。
高圧2段目2ブロック目です。こちらも良い値です。
高圧初段です。良い値です。
こちらも1台目と同じく殆どオリジナル状態で、電解ブロックコンデンサーが2本とも交換されています。
高圧B1です。451Vを示し良い値です。電圧は良いのですが電解ブロックコンデンサーが殆ど機能していないので恐らく電圧にリプルが乗って音にも影響が出ていると推測します。
高圧B2です。こちらも380Vと良い値です。
バイアス回路です。こちらもESRが高く容量が落ちている状態です。
初段管のカソードバイパスコンです。容量が倍に膨らみESRも高い状態です。
こちらもESRが極めて高い状態です。
高圧2段目です。こちらもESRがかなり高い状態です。
高圧初段です。ESRが異常に高い値で不良です。
★電源を入れる前の各電解コンデンサーのチェックです。
カップリングコンデンサーやバイパスコンはオリジナルです。
内部は殆どオリジナル状態です。ただ、前回他でのレストアで電解ブロックコンデンサーを2本とも交換されています。
McIntosh MC60 検査レストア依頼機 K. Y 様 概要
★バンブルビーの単体検査風景です。
電源サーミスタは2台とも交換されています。計ると8Ωで少し小さい値です。
★電源を入れる前の各電解コンデンサーのチェックです。