
McIntosh C20 修理依頼機 概要

残留ノイズです。ほぼ0です。この為、電源やラインアンプの回路内からはノイズは全く出ていません。
2024. 5. 7 検査
2024. 5. 28 修理完了
★低圧ダイオードを交換した後の検査状況です。
フォノイコの残留ノイズの測定です。ボリュームを12時の位置のときの値と波形です。左は0.0013V、右は0.0018Vでかなり良い状態だと思います。


低圧ダイオードを2個とも交換し、配線の取り回しも変更しました。一般的にマッキンのアンプの配線はかなり雑です。気になるところが多々あります。
低圧整流ダイオードの逆方向に導通があります。不良です。
このダイオードの順方向です。正常な値です。
最終的な内部の状態です。
原因特定前の波形の続きです。C20の場合ボリュームを絞った状態のノイズはほぼ0に近いので、ボリュームを12時まで上げてフォノイコのノイズを測定します。
★修理後の試聴エージング風景です。
かなりノイズは無くなったと思います。
綺麗な音が出ています。
ただ今、パワーアンプを WE350B pp に繋いで室内楽を静かに聴いています。 いい調べです。
★漸く修理完了です。 2024. 5. 28




各電圧です。中央のテスターは高圧B1です。229.4Vでまあまあの値です。右テスターはヒーター電圧です。11.4Vで良い値です。



ミリバルのメーター指針での読みでは、左は0.008V、右は0.013Vあります。波形も下段が右チャンネルでやはり少し高い波が出ているようです。
レンジを替えて波形を見ています。下段が右チャンネルです。
★いろいろ検査を行った結果、原因はヒーター回路の整流がうまくいかず、右チャンネルの信号線が回路上接近しているので誘導を引っ張ってノイズが乗ることが判明しました。
以前他のレストア屋さんが交換された低圧整流ダイオードの片側の導通不良です。

★試聴です。
C20の柔らかい良い音が出ています。
ノイズに関しては無心号時にスピーカーに耳を当てて聞いてもそれ程気にならないレベルと思いますが、これは個人の主観になります。
こちらはAUX入力無信号時でボリュームを9時あたりに上げたときのノイズです。左のミリバルのメーター読みで 0.0005V程度出ています。また、波形では下段が右チャンネル、上段が左チャンネルです。右のほうがノイズが目立つと言われるので下段の波形に相当します。
こちらはフォノイコの無信号時の、同じくボリュームを9時あたりでの波形です。左画像と同じくメーター読みで 0.0005V位で同じです。この程度であればほぼ気にならないレベルと考えます。
因みに、このボリュームを大きく回しても殆ど同じレベルのノイズが計測されます。ボリュームを左に絞った時は上の画像の様にノイズは0で、約8時半くらいの角度から一定に出ています。
この事により、ノイズの原因は入力側の配線の取り回しに拠るものでC20特有のものと判断します。
とても綺麗なMcIntosh C20 です。約半年前にこちらでレストアをしたものですが、ノイズが気になるので修理を依頼されました。





早速、波形等の検査です。