内部上面です。 0.22uF/400V 2本は以前直接交換したので今回はそのままです。
フォノイコのカソードバイパスコンはESRが高かったのでSPRAGUE製の新品に交換しました。
McIntosh C22 オールバンブルビー化レストア依頼機 I. I 様 概要
★レストアを始める前に音出しを行いました。
しばらく聴いているとフロントパネル辺りからバチバチ音が出て煙が上がってきました。そのうちヒューズが飛びます。
どうなったのかと思い中を開いてみました。
2020. 1. 9 初掲載
2020. 1.14 レストア完了
★レストア完了です。 2020. 1. 14
★以前こちらでレストアした mcIntosh C22です。良い音で鳴っていたようですが、今回はオールバンブルビー化に再レストアとなりました。
こちらは裏面です。一部で抵抗が代品に替えられているのでこれも純正のA&Bに交換のご要望です。
煙が出たのはイルミネーションの明るさを調整するスイッチのある上面右辺りからです。
詳しく調べるとパネルライトの明るさ調整の抵抗が焼けています。
恐らくどこかランプの配線がショートしているのだろうと思ってパネルを開きました。
するとセレクターの赤いポイント照明用ランプの付け根がブラブラで角度によってはつまみの軸と接触します。この時ショートしてバチバチと火花が出て煙が上がったようです。
黒いプラスチックの円盤にボンドでポイントランプのブラケットが固定されています。
よく使うセレクターですが経年によりこのボンドの粘着力が弱まり外れたと推測します。
隣のモードセレクトのポイントランプはまだしっかりついています。
以前レストアした状態の内部です。
★一時はどうなったのかとびっくりしましたが、漸く音出しができました。
やはりバンブルビーの音ですね。
全体が明るくなったような感じです。
今回の交換部品です。
この中には前に交換した0.22uF/400V 2個は既にお渡ししているので入っていません。
横一列4本の小さなカップリングコンデンサーも純正バンブルビーの良品に交換しました。
これで全ての部品は純正品に交換になりました。
裏面です。0.022uF/400Vが以前他のレストア屋さんで代品に交換されていましたが、今回純正バンブルビーの良品に戻しました。
抵抗も代品に交換されていましたが、今回はこちらも純正A&Bの新品に交換しました。
カソードバイパスコンです。
黒い円盤にポイントランプのステーがボンドで付いていますが、このようにブラブラ状態でした。
しっかり瞬間接着剤で固定し、配線の損傷も確認した後再度組付けます。
このガラス板は外すのがかなり厄介でした。
マッキンはよくこんな厄介な構造にしたものです。恐らく最初の組み立てもかなり手間が掛かったと思います。
ガラスパネルは2重構造で、奥のガラスパネルの裏に各ポイントの穴が開いたブラックパネルが装着されています。一部で両面テープで接着されているので一度剥がすとまた両面テープで固定しなおさなければなりません。
呆れた量産機です。