2019. 11. 15 初掲載、検査完了
2019. 11. 16 レストア完了
★電源を入れて各部の電圧を計ります。
★レストア後しばらくエージングを行っています。
レストア前はボヤっとした音でしたが、不良のカップリングコンデンサーを交換したことと、電源が元気になったので、活力のあるマッキンの音が戻ってきました。
交換部品です。今回は少ないですが重要な電源部品を交換しています。
電源はアンプに取って重要です。
高圧B1です。287.8Vを示し極めて良い値です。
この後B2,B3も順に落ちて行きどちらも極めてよい値です。
ヒーター電圧です。19.66Vとこちらも極めて良い値です。
裏面です。ヒーター用低圧整流回路もブリッジダイオードからセレンに戻しています。
ブロックコンデンサーは奥の2本を交換しています。
不良のカップリングコンデンサーをGoldenBlackに交換しました。ここは音に重要なところです。
電源の電解ブロックコンデンサーを2本交換しました。
★各カップリングコンデンサーの漏れ電圧チェックでは、ラインの0.22uF/400Vが左右ともリークしていました。
最初の音出しでは、このカップリングが不良のため音がかなりぼやけています。
ノイズも出ているので電源にリプルが乗っているようです。
フォノイコ左のプレート電圧です。135.7Vで少し低い値です。
左ラインアンプ2段目のプレート電圧です。184.3Vを示し少し低いようです。
★各回路のプレート電圧の測定です。
ヒーター電圧です。18.07Vを示し少し低い状態です。
低圧セレンの代わりにブリッジダイオードに交換されています。
このダイオード直後の電圧です。26.86Vで良い値です。
高圧セレン直後の電圧です。322.7Vを示し少し低いですが何とか大丈夫のようです。。
mcIntosh C22の最初期型です。大変きれいな状態です。
★レストア完了です。 2019. 11. 16
高圧B1です。275.9Vを示しこれも少し低い状態です。
高圧B2です。こちらも262.6Vを示し少し低い状態です。
高圧B3です。こちらも239.9Vで少し低い値です。
高圧倍電圧用チューブラコンデンサーです。以前のレストアで交換してあり、これも大丈夫です。
高圧2段目です。こちらは前のレストアで交換されているので、まだ大丈夫です。
低圧です。表示のようにリークしています。
高圧の先頭です。静電容量はありますがESRが最大値を表し、全く機能していません。
恐らくこの不良がノイズの原因でしょう。
電源回路に少し手を加えてあります。
★電源を入れる前に電源回路の電解ブロックコンデンサーのチェックです。
内部も殆どオリジナル状態です。
McIntosh C22 レストア依頼機 I. I 様 概要
★レストア後の主な電源電圧をチェックします。