結局各コンデンサーや抵抗を検査して、予想通りラインアンプ2段目のプレート抵抗がノイズの発生源でした。

2021. 3. 9 検査
2021. 3. 15 レストア完了

★レストア完了                                                        2021. 3. 15

電源回路は高圧低圧ともセレンを交換しています。電解ブロックコンデンサーも全て交換しています。

★修理後の試聴エージング風景です。

無信号時では全くノイズは感じません。


(2021. 3. 22)
★最後に低音が弱いと修理前に指摘があったので周波数特性を確認しました。全域でほぼフラットの良い状態です。また、ボリュームの角度により左右の出力に違いが出るギャングエラーがあります。

音はバンブルビーの艶のある良い音に戻りました。







左右とも奇麗な波形が出ています。残留ノイズも0.01mV以下で非常に良い値です。

再度波形チェックです。

プレート抵抗を2本高級品AMRGに交換しました。

左右とも細かい波がでてノイズが確認できます。

ミリバルには左右とも0.2mV位のノイズが出ています。時折1mV位のピーク値も観測できます。

★左右ともジーとサーが混ざったようなノイズが出ています。

時折パチッ、ジーとプツプツ、ビーと異音が出ます。

場所はラインの先頭後位から検出できるのでよく壊れる0.22uF/400あたりのバンブルビーが怪しい感じです。既に劣化が進んできたかも知れません。プレート抵抗やカソード抵抗も考えられます。

こちらでストックしている真空管に差し替えても変わらないので真空管では無さそうです。

2年程前に当工房でオールバンブルビー化にレストアしたC22です。今回ノイズが出るようになったので検査を依頼されました。


無信号時の残留ノイズを計測しています。

当時は全て用品のバンブルビーに交換しました。

McIntosh C22 修理依頼機 F. T 様 概要