当工房所有機 Marantz7オリジナル最初期 SN.10300番台グリーン 概要

セブン再生工房

2022. 11. 25 更新

渋いですねー♪ 良い感じのオリジナル・ウッドケースです。

低圧セレンも新品に交換しました。

完全良品のバンブルビーコンデンサーが並んでいます。こちらも随所に抵抗類を新品若しくは音の良いものに交換しています。目立たないところで当工房のノウハウが行き届いています。

★内部です。こちらは徹底的にオリジナル状態を維持したままで良い音を追求しています。
これが音質を含めたMarantz7 S/N3桁台前半機本来のオリジナルの姿なのです。

S/N 3桁台特有のポッチの2つ付いた純正クラロスタットボリュームです。

電源回路の高圧セレンと全ての電解ブロックコンデンサーはオリジナル仕様の新品に交換しました。ここは音の胆にあたる重要なパーツです。他ではこの様なオリジナル仕様の部品は持たないので劣化していても現状維持で交換されない場合が多いと思います。消耗品が劣化したままでは電源トランスまで逝ってしまいます。

全てのバンブルビーはこちらで厳選した良品です。セラミックコンデンサーは純正SPRAGUEの新品に交換しました。ここはMarantz7のダイナミックさが決まる重要なところです。バンブルビーや他のコンデンサーに換えるとこの音は出せません。
フォノイコのカソードバイパスコンもMarantz7純正SPRAGUEの新品に交換しました。
これがオリジナルの白っぽく粉を吹いた状態では音にかなり影響が出ます。具体的には電源のレギュレーションに影響し、ラインアンプの音までぼやけてきます。

S/N 3桁台前半機及び2桁台に特有のぶっといコンデンサーです。こちらの検査では幸い良品です。
これが不良になり代品に交換されると2,3桁台としては致命傷になります。
大変貴重な物です。

こちらも3桁台特有のポッチ2つの純正クラロスタット・バランスボリュームです。ガリも無く良い状態です。

外観は年代相応の使用感がありますが、本機は敢て塗装の塗り替えは行っていません。飽くまでオリジナルとして現状を尊重しています。画像では良くわかりませんが、電源コードは切れ掛かっていて危ないのでMarantz純正ベルデンの新品と交換しました。これで当分安心して良い音を堪能できます。

天板に少し傷がありますが完全オリジナルの塗装です。
こちらの左側面だけが通常のブラウンハンマートーン色で、その他はグリーンハンマートーン色です。3桁台グリーンにはこのように2トーンカラーが多くあります。

Marantz7 SN.10300番台最初期型です。 こちらはグリーンハンマートーン塗装の大変貴重な逸品です。
フロントパネルはご覧のようにかなりゴールド感が強く、勿論3桁台初期特有の薄板研磨仕上げでスリットは角ばっています。
ツマミも角が丸くノブや電源スイッチはこげ茶色です。
本機は3桁台の中でも前半の極めて希少価値の高い逸品です。

★本機は当工房の秘蔵機を含めた全ての所有機の中で一番音の良いセブンになりました。

純正クラロスタットボリューム、完全良品バンブルビー、特に消耗品である電解ブロックコンデンサーは全てオリジナル仕様の新品に交換し、今では貴重なセレンも交換しています。また、抵抗類も純正A&Bの新品で容量アップを行い当工房のノウハウをすべて注ぎ込んだベストな状態です。

最近コロナ禍も一段落し、試聴に来られる方が増えたことから、できるだけ良い音を聴いて頂く為にMarantz7の音に磨きを掛けました。

クラシックだけではなくさまざまなジャンルの音楽にベストな音質を追求しています。
Marantz7オリジナルの凄さを、あなたの肥えた耳で実感してみて下さい。






 

裏面です。こちらも殆どオリジナル状態です。本機は、音のレギュレーションを良くするために電源回路やその他の抵抗を純正A&Bの容量の大きいものに交換しています。これにより音に張りを与え明瞭さを増してくれます。特に低音にメリハリが効いて伸び伸びとした重低音はとても良い感じで聴けます。マッキンのように決してボンつかず、トランジスターアンプのように硬過ぎず、軽快な鳴りを響かせます。

S/N 3桁台をお持ちの方は右の画像のビスがなぜ1本浮かせてあるかご存知でしょう。

中はたばこのヤニも無くきれいです。側面のスポンジも張り替えてあります。

3桁台特有の板厚の薄いフロントパネルです。

細い角スリットと純正の焦げ茶色のノブです。右端のレバーが少し下がっていますがこれがオリジナル最初期型の特徴です。