当工房所有機 Marantz7オリジナル初期型 SN.12000番台 概要

2018. 9.24 掲載

★オリジナル木製ケース付きです。

多少劣化や傷があります。

★最初こちらに来た時は、以前レストアされた方が全てのカップリングコンデンサーをビタミンQに交換されていました。
この為、かなりぼんやりとした音でした。
しかも、経年劣化なのか左が1時間位聴いていると音が小さくなってきます。

こちらではまずは電源回路を調べましたが概ね問題の無い状態です。以前のレストアでセレンやブロックコンデンサーを交換されています。

いつもの様に表面の目立つカップリングコンデンサーを全て交換しました。


★各部のコンデンサーを良品に交換したためとても良い音になりました。

これでまた当分良い音で鳴ってくれると思います。



純正の木製ケースに入れると一層ビンテージアンプの気品が漂います。

つまみは傷や腐食も少なくきれいです。

パネル取り付けビスは新品の真鍮製なので金色に光っています。

内部裏面です。低圧セレンも交換してあります。
0.01uF 4本は良品のため元のビタミンQのままです。
トーン回路の0.33uFはこちらで純正SPRAGUEに交換しました。

内部上面です。元は全てビタミンQでレストアしてありました。
音は多少こもった感じでしたが、こちらで上の画像のようにGoldenBlackとGoodAll-TRWに変更しました。
これによりかなりきれいな音に変わりました。
電源回路は検査の結果概ね良好でした。
以前のレストアで高圧セレンやブロックコンデンサーは交換してあります。

Marantz7オリジナル初期型 SN.12000番台です。

本機は以前、他でレストアされたものを入手し当工房で再レストアしました。
特に音に影響のあるカップリングコンデンサーはいつもこちらでよく使う音の良いものに交換しました。
このため本機はこちらでレストアした他のMarantz7と同様に大変きれいな良い音を出しています。

フロントパネルはご覧のようにきれいなシャンパンゴールドです。
つまみも殆ど腐食も無くきれいです。


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本機も貴重なオリジナル初期型SN.12000番台です。

純正クラロスタットのバランスボリュームです。

本機のメインボリュームは代品に交換されています。

ボリュームに関してはガリも無くどちらも良好です。

★一般的にMarantz7の初期型ではメインボリュームがクラロスタットで無ければよい音では無いと言われますが、未整備のものや電源回路に大幅な改造がされたり電圧が下がっていれば決して良い音ではありません。

むしろ本機のように完全な良品の部品でレストアされたものは基本がMarantz7オリジナルです。

充分期待に応えた音を出してくれます。 ご安心下さい。

リヤパネルには多少傷や改造の跡があります。
RCA端子は何個か純正の新品に交換されています。このため接触不良によるノイズ等はありません。
天板は殆ど傷はありません。きれいな状態です。