低圧φ35です。こちらも3ブロックとも良い状態です。

★フォノイコのカソードバイパスコンです。

内部です。完全オリジナルです。

低圧セレン直後の電圧です。 23.74Vでまあまあの値です。

高圧B2です。 266.0Vで良好です。

★電源を入れて各電圧のチェックです。

本機は10年以上前にオーナー様がアメリカでコレクターからミントコンディションと言うことで譲り受けました。その後他のアンプと換えながら聴いていたので余り使用頻度は多くないそうです。状態も極めて良く、数年前に作られたような状態です。

予備品のセレンもお送り頂きました。

逆方向です。 41.6kΩで導通があります。

高圧セレンの順方向です 5.62MΩです。

★最初の音出しを行っています。

本機は製造されて数年しか経っていないような極めて状態の良い個体です。音の劣化も無く、エージングが効いたベストな状態です。

★正にこれが当時の本当のMarantz7の音です!


何とも言葉に表せない位です。初めてMarantz7の真の音を聴きました。

軽率に美辞麗句を連ねるつもりはありません。ただ、いつもの試聴用の音の良いレコードの音を耳に刻み込むのみです。



このアンプに私のような者が手を加えるわけには行きません。この音を変えてはならないのです。


★これこそがミントなのです。









低圧セレンの順方向です。 8.9kΩです。

★カップリングコンデンサーのバンブルビーは裏のライン 0.01uF/400 2本が少し漏れがあるだけで他は全て良品です。このライン2本も特に交換の必要はありません。逆にこの程度なら馴染んでいるので換えない方が良いと思います。
フォノイコのRIAA偏差のコンデンサーも完全良品です。
クロストークの音漏れもありません。若干Phono1の左のRCAジャックの接触不良と出力ゲイン調整ボリュームのガリがあるだけです。調整だけで直ります。

逆方向です。 6.99MΩで導通があります。

筐体-コンセントN極間の漏れ電圧です。

AC66.3Vを示し若干の漏電がありますが、まだ致命傷ではなく経過観察です。

★オーナー様が保管されていた予備品のセレンを検査します。

ヒーター電圧です。16.07Vで少し低い値です。

高圧B1です。 286.2Vで良好です。

高圧セレン直後の電圧です。328.7Vで良好です。

4本とも概ね良い状態です。

高圧先頭φ25です。3ブロックとも良い状態です。

高圧2段目φ35です。こちらも良い状態です。

電源回路も全くメンテの手が入っていません。

★まず消耗品である電解ブロックコンデンサーのチェックです。

Marantz7 S/N 13000番台 検査依頼 概要

セブン再生工房

2021. 6. 24 検査 完了

左のセレンは復刻の新品で当工房でもまだ数個持っています。

これを付けると間違いなく今より電圧はかなり落ちます。しかも逆方向にも導通があるので数年で貴重な電解ブロックコンデンサーがダメになります。

この為、当工房ではこのタイプの青い復刻セレンは数年前から使用していません。

現在、本機に付いているセレンは高圧低圧とも純正です。極めて良い状態で完全に整流し、逆方向には流れていないので電解ブロックコンデンサーも極めて良い状態を保っています。

上記の電圧検査の通り純正セレンでこれだけ電圧が高いのは初めて見ました。

恐らく今後10年以上はこの良い状態を保ち続けると思います。

高圧B3です。 247.0Vで良好です。