
電源トランス1次側です。インダクタンスが少し高い状態です。

2024. 5. 6 検査
2024. 5. 17 レストア完了
★レストア後の各電圧チェックです。
★レストア完了です。 2024. 5. 17

Marantz7 S/N 14000番台 修理レストア依頼 概要
こちらの白テスターは高圧B2です。こちらも265.2Vと少し高い値です。
こちらの白テスターは高圧B3です。こちらも250.5Vと高過ぎます。NF型のイコライザーでは真空管のゲインが変るため特性が変ります。

残留ノイズです。ミリバルのメーター読みで、右が0.002V、左は0.0025Vで良好です。
出力波形チェックです。綺麗な波形が出ています。周波数特性、歪率とも良好です。
こちらの白いテスターは高圧セレン直後です。338.3Vで良い値です。
こちらの白いテスターは低圧セレン直後です。27.34Vで良い値です。
こちらの白いテスターは高圧B3です。250.5Vで良い値です。
★レストア後の試聴エージング風景です。
綺麗で透き通るような中高音、分厚い低音。まさにバンブルビーに近い音です。



切れていたパイロットランプも交換しました。
たくさんの交換部品があります。






左の白いテスターは高圧B1です。288.2Vを示しやはり少し高いようですが許容範囲です。右テスターはヒーター電圧です。18.67Vで良い値です。
こちらの白いテスターは高圧B2です。267.8Vで良い値です。



低圧セレンも復刻の新品に交換しました。
横一列の小さなカップリングコンデンサーは今回RCAに交換しました。


裏面です。


今では希少な高圧セレンも復刻の良品に交換しました。電解ブロックコンデンサーは高圧先頭φ25をオリジナル仕様に交換しました。
全てのカップリングコンデンサーは音の良いUSA仕様に交換しました。フォノイコのカソードバイパスコンやラインのセラミックコンデンサーもMarantz7純正SPRAGUEの新品に交換しました。

内部です。がらりと様相が変りました。
こちらは低圧φ35です。こちらも3ブロックとも良い値です。
高圧2段目φ35です。3ブロックとも良い値です。
高圧先頭φ25です。これは以前交換されたマロリーですが、ESRがかなり高い状態です。すでにダイオードのパラ接続の影響が出ています。
電源を切っても右だけ少しノイズが残ります。
電源を入れて左右の残留ノイズ電圧を計ります。やはり右チャンネルに異常な電圧が出ています。この電圧(3V超)では大音量のノイズが出ていることになります。
★なんだか変なアンプなので電源トランスのインダクタンスを測ります。
こちらは電源トランス2次側の高圧です。正常です。
オシロで出力を観察します。
ミリバルも波形も大きなノイズは検出されません。最初に計測したデジタルテスターは高感度なので、恐らく磁場に反応したのかも知れません。変な改造の影響かも知れません。
こちらの白テスターは高圧セレン直後です。344.2Vで良い値ですが、これはダイオードをパラに繋いでいるためです。このダイオードの影響で、この後の電圧が異常高圧になっています。
こちらの白テスターは低圧セレン直後です。28.63Vで少し高い値です。
こちらは出力電圧です。電源を入れる前から右チャンネルにかなりのノイズが検出されます。テスターの異常かと思いテスターを交換しても同じです。
★取り敢えず電源を入れてみます。
チューブマウントのゴムが丸いタイプに交換されています。長さが違うのでステー全体を繋ぎ足して交換されました。こちらには純正のゴムは有りますがこのステーのオリジナル部品が無いのでこのまま温存です。
電解ブロックコンデンサー先頭φ25はマロリーでしょうか、いろいろ改造されているようです。
内部です。いろいろ変えてあります。
パイロットランプの修理と全体のオーバーホールを依頼されました。
★取り敢えず最初の試聴です。
やはり電圧異常から周波数特性が変っています。中高域がキンキン、低音が出ない状態です。
音そのものはブラックビューティーの音です。特に良くも悪くも無いと言ったところでしょうか。
幸い歪やノイズ、音漏れはありません。
★以前このアンプをレストアされた方はベテランの方でしょうが、余りにも悪戯な改造をされました。適当に音が出れば何でも良いとはMarantz7オリジナルには通用しません。
★電源回路の改造による回り込みとフォノイコのカソードバイパスコンの不良から右チャンネルの異常反応が発生したと考えます。こちらでオリジナルの正常な状態に戻せば右チャンネルの異常ノイズも解消すると思いますが、少し電源トランスが心配です。


パイロットランプが切れています。ヒーター電圧が高いので切れやすいのかも知れません。
トーンのつまみを高音は絞り、低音を上げて何とか聴けます。









左テスターはヒーター電圧です。良い値です。右の白テスターは高圧B1です。292.3Vで高過ぎます。





左右4本とも不良です。


★フォノイコのカソードバイパスコンです。




電解ブロックコンデンサーの高圧先頭が違うタイプのマロリーに交換され別回路を組まれています。この回路ではアースの回り込みが発生し異常電圧になる可能性があります。(コンデンサーインプット回路のアースポイントが違います)
低圧セレンも違うタイプに交換されています。
★電源を入れる前に各電解ブロックコンデンサーのチェックです。

裏面です。電源回路を中心に改造されています。


一見気が付きませんでしたが高圧セレンの下にダイオードが隠されています。
この後どうなるかは「改造例」をご覧ください。 -> こちらです。