当工房所有機 Marantz 8B オリジナル  概要    セブン再生工房

天板や全体に年代相応の錆びのようなものが見受けられますが、比較的奇麗です。

Marantz8Bオリジナルです。当工房で良い状態にレストアしました。全体としてはほぼオリジナルのとても良い状態です。

出力管は Telefunken EL34 で、当工房ストック品のほぼ未使用品に交換しました。各球のソケットに真空管試験機の値をラベルで貼り付けてあります。比較的新しい機種のようでマークも渋いオレンジに近い色です。位相反転管6CG7も定評あるRCAに交換しました。

電解ブロックコンデンサーはオリジナル仕様の新品に全て交換しました。

背面も特に改造や塗装の剥がれはありません。電源コードは切れかかっていたのでMarantz純正ベルデンの新品に交換しました。

こちらも年代の割には奇麗で永年禁煙のところで使われていたようです。各カップリングコンデンサーは抜けると危険なので当工房では必ずMarantz純正GoodAll-TRWの新品に交換します。赤色が新品のカップリングコンデンサーです。 出力管バイアスコンデンサーは今回もMarantz純正のブラックビューティーの良品に交換しました。初段管のカソードバイパスコンも純正SPRAGUEの新品(青)に交換しました。

★レストア後の試聴エージング風景です。

Marantz8B独特のダイナミックな低音や繊細な中高音がいつものように出ています。出力管がほぼ新品のTelefunken EL34なのでノイズも少なく全体にまろやかさも感じられます。

ただ今ヴィヴァルディの弦楽4重奏を聴いています。このアンプはダイナミックさだけではなく繊細さも魅力です。


今度は JAZZ を聴いてみます。 最近の録音で ALEX RIEL のセッションです。 3曲目 Impressions はなかなかのノリノリで聴けます。 #8Bの重厚な低音は TANNOY RED も沈み込むような響きを出してくれます。













内部の電解ブロックコンデンサーも新品に交換しました。

高圧の整流ダイオードやバイアスセレン、バイアス用ブロックコンデンサーは全てオリジナル仕様の新品に交換しました。抵抗類も音の良い Vishayに交換しました。

音にとても大事な入力コンデンサーは検査済の良品バンブルビーに交換しました。

★内部です。