保有機 Marantz8Bオリジナル  概要

2018. 12. 23 初掲載
2018. 12. 31 再レストア完了

入力側は貴重なバンブルビーです。

他の茶色や赤のカップリングはMarantz #8B純正Good-Allの良品を使っています。

この為、極めてオリジナル当時の音が甦っています。

しかも電源回路も殆ど新品なので安心して長期に渡って良い音が堪能できます。

メーターもきれいです。

電源回路の高圧用電解ブロックコンデンサーは3本とも全て正規仕様の新品と交換しました。

低圧のバイアス電源回路もセレンと電解ブロックコンデンサーを新品交換しています。

このバイアス用のセレンや電解ブロックコンデンサーは他では殆どありません。
極めて貴重なものです。

本機の検査風景です。発振器からの信号で波形を見ています。

レストア前の内部です。

★レストア後、透明感のあるとても良い音になりました。


バイオリンの旋律が澄み切った青空の如く力強く部屋中に響き渡ります。
チェロの低音がどっしりと床に響き重厚感を感じさせます。

特に#8Bは低域がしっかり出てきます。他の#9や#2とは違った音です。

出力管はTelefunken EL34を使っているので中高域も美しく低域はしっかりしています。






当工房で販売しているものはどれも高額ですが、完全レストア済のため将来に渡って安定した良い音が期待できます。

また、もし不具合が発生してもすぐに再チェックを行います。 当面の保障付きであるともいえます。

このため安心してよい音を楽しむことができます。




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内部です。殆どのカップリングコンデンサーは純正Good-AllのTRW新品と交換しました。

音に特に重要な入口側カップリングコンデンサーはバンブルビーを使用しました。
これにより極めて透明でダイナミックな音を聴かせてくれます。

バイアス用のセレンと電解ブロックコンデンサー(黒)も新品交換しました。
当工房ではパワーアンプの電源回路は特に重点的に検査や正規部品を使い最適化を行っています。

全てのバイアスも正規の値に調整でき、ACバランスもきちんと取っています。

全体には錆や傷がありますが殆どオリジナル状態を維持し、改造などは一切行われていません。

表面に付いている電解ブロックコンデンサーは2本とも正規仕様の新品と交換しました。

Marantz8Bオリジナルです。
全体に年代相応の錆や傷はありますが、致命傷となる改造などはありません。

画像に写っている出力管はMullard EL34ですが、実際はTelefunken EL34に換えています。

背面です。
各端子類は状態が良く、特にMarantzは入力端子が破損し易く交換されているものもありますが本機のRCA端子はとても良い状態です。しっかりと装着できます。
出力端子も欠けなどは無くビスもしっかりしています。

また電源コードもオリジナル純正でとても良い状態です。