オールスプラグ仕様 Marantz#8B復刻版 改  概要

追記2: (2016.10.29)

エージングを行っていて音が少し気に入らなかったのでヤフオクの出品を止めて再調整を行っていました。
変更点は音に最も影響のある入力側のカップリングを全てバンブルビーに換えました。
これにより低音がボーンからドドーンと非常に抜けの良い重低音に変わり、中高域もすっきりとした音になりました。

これで確実にブラックビューティーとバンブルビーの音の違いが明確になった感があります。



追記:

今回の改造では上記の様に音はオリジナルと変わらない良い音になりました。細部では復刻ならではの最近の部品構成ですが、トランスや回路は基本的にオリジナルと同じだと仮定すると、音に大きく影響するカップリングコンデンサーを純正SPRAGUEのバンブルビーやブラックビューティーに変更することによりオリジナルと同じ音になると思っていました。

最近ではしばらくエージングを行なっていたので音も安定してきました。こちらの他のオールバンブルビー仕様#8と比べても遜色無く、同じ出力管の特性で明るく透明感のある良い音を出しています。
復刻という区別をしなければとても良い音を楽しむことができます。

こちらではMarantz#7オリジナルや#8(B)オリジナルの究極の音に聴き慣れているせいですが、本来の復刻の#7や#8は残念ながら特別良い音とは言えません。特に#7は真空管の純正が中国製です。他のネットにも酷評が載っていましたが私も同感です。これだけは他の真空管に換えたいものです。

あとはカップリングコンデンサーの白いEFC製がマランツの純正です。これもこもったような音になりあまり良くない音です。#7はたくさんの種類のコンデンサー類がありますから改造する気にはならなかったのですが、#8Bは種類も少なくレストア前の#7オリジナルに付いていた良品のブラックビューティーが多数ありましたので今回の改造になりました。一部バンブルビーも奮発しました。

今回の改造で驚いたのは、外したEFCコンデンサーを検査すると一部で不良が出ました。復刻と言えどもすでに20年程経っている訳ですから不良が出てきてもおかしくない年数です。

本機は全ての部品の検査を行ない良品のみを選んで使用し改造を行いました。
価格的には復刻としては若干高い設定で出品しましたが、安心して価格以上の音が期待できると思います。

内部のカップリングやその他のコンデンサーは全てSPRAGUE製バンブルビーとブラックビューティーの良品です。
特に音が一番変わりやすい入力側はバンブルビーをダブルに取り付けています。この為、音の抜けが良くとても澄み切った音になっています。出力管バイアスのカップリングは厳選した完全良品のブラックビューティーです。バイアスが非常に安定しています。
このため復刻でありながらオリジナルと変わらない、或いはオリジナル以上の臨場感とダイナミックさを得ています。

スピーカ端子にはバナナプラグアダプターを取り付けています。

外観は傷なども殆ど無くとてもきれいです。

復刻版のMarantz#8Bの改良版です。コンデンサーをバンブルビーやブラックビューティーなどオールスプラグ製に改造しました。
音はこちらにあるもう2台の#8Bオリジナルと変わらない澄み切った良質の音に変わりました。しかも、電源回路のブロックコンデンサーやバイアスコンデンサーも新しいためより音に安定感があり、テレフンケンの出力管の特性も加わってこちらの#8Bオリジナルとは少し感じが違って、華やかさが加わった透明感のある良い音になっています。

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こちらも出力管はRFTのテレフンケンEL34です。最初はロシア製が付いていましたがこちらで未使用品に交換して使用時間はわずかです。