出力管は新品の Telefunken EL34 (RFT) 8本です。真空管試験機の測定結果をラベルで貼り付けています。
こちらの初段管、位相反転管も当工房所有機#9オリジナルと同じ Telefunken CCa 金ピン<>有の新品で、プッシュプル電圧増幅管
6CG7 は RCA のサイドゲッターとかなり拘っています。
こちらも電解ブロックコンデンサーは内部の絶縁チューブ付も含めて全てオリジナル仕様の新品に交換しました。 これが良い音の決め手です。
入力ボリュームはバッタ物?のメキシコクラロスタット製から、当時Marantz7オリジナル(後期)にも採用された音の良い東京コスモス製に交換しました。
入力コンデンサーはこちらも良品バンブルビー 0.1uF/400Vに交換しました。他のコンデンサーも要所は音の良いフランス製に交換しました。
主要カップリングコンデンサーはマランツ純正GoodAll-TRWの新品とデカップリングがBLACK-CATです。抵抗類もそれぞれの要所で音の良いものに交換しました。バイアス用の電解コンデンサーもマランツ純正SPRAGUEの新品に交換しました。
電源回路では内部の電解ブロックコンデンサーも絶縁チューブ付オリジナル仕様の新品に交換しました。
出力管の灯りがずらりと並ぶ姿は、 美しい。
★内部です。2台ともほぼ同じなので1台分のみ掲載します。
ラックに入っている#9は当工房で現在リファレンス機として活躍しているMarantz9k(改)です。こちらも良い音です。♪
★試聴エージング風景です。
最近ウエスタンの音もよく聴きますが、こちらはWE300Bシングルでも聴いているような極めて繊細で臨場感溢れる音になりました。
勿論、Marantz9の大パワーは能率が余り良くないJBLのスピーカーも力尽くで良い音を出してくれます。
レプリカでもこれだけ良い音になります。
当工房で所有しているMarantz9オリジナルはできる限りオリジナル状態を維持しながら良い音を目指していますが、こちらの#9レプリカは#9k同様にそれぞれのパーツを音の良いものに交換することにより極限まで良い音を追求できます。
Marantz9(系)はどれも回路構成を含めてまるで芸術品のような佇まい。 私の好きなアンプです。
この復刻#9は当工房秘蔵機としてこれから益々磨きを掛けて良い音を追求して行きます。
奥の2本はTelefunken CCa 金ピン<>有です。手前の細長い球がRCAのサイドゲッターです。出力管は同ロット新品のTelefunken EL34(RFT)です。
当工房所有機 Marantz9SE 概要 セブン再生工房