
★調整後の再試聴エージング風景です。
左右とも電源トランスの異常発熱はありません。
オーナー様から後で送っていただいた GEC KT88に換えて再度エージングを行っています。
やはり球を換えると音は変わります。
力強く且つ繊細に、MC60の魅力が引き立ちます。



こちらも各値は良い状態です。
こちらもドライブ管周りを少し見直しています。

漸く各値が正常に戻りました。
ドライブ管のバイアス調整で各抵抗値を見直しました。


調整中の風景です。
★電源トランスの巻き替え後再調整を行いました。 2024.12.24
結局トランス巻き替え後各部の再調整が必要になりました。
特にドライブ管の12BH7とその後の12AX7のバイアスがずれています。


★2台目です。
外観はほぼ新品状態です。
McIntosh MC60 フルレストア依頼機 概要
2023. 9. 1 初掲載
2023. 9. 8 トランス検査
2023.10. 12 解体
2024. 6. 22 シャーシー完成
2024.10.29 レストア完了
2024.11.13 再修理
2024.12.24 再調整

も一台もドライブ管周りを詳しく見直しています。


★レストア後少し気になって4日ほどエージングを行っていました。 2024. 11.
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気になったのは電源トランスの発熱です。
電源トランスを巻き替えた方は問題無いのですが、もう一台はかなり発熱します。
そのうち出力が弱くなったので内部電圧を計ってみました。
物はまだ付いています。安心しました。
当工房ストックの出力管 JJの 6550を使って音出しチェックです。
1台目です。
2台目です。
★レストアに先立ってトランス類の検査を行います。 2023. 9. 8
★1台目です。
★この後、トランス類が生きているか配線を外した後でインダクタンスと交流抵抗を測ります。ダメなら巻き替えを行います。
各臓物の消耗品類は後で全て交換になります。真空管ソケットも既に交換されているものもありますがビス止めです。当工房では全てのソケットを純正品に交換し、取り付けはオリジナルと同じリベット止めになります。
スピーカー端子やCTSのボリューム、つまみ等もMC60用の新品が用意できます。
★外観はほぼ新品の綺麗な良いアンプになります。 楽しみです。

左端の白テスターは高圧B1で規定より70Vほど下がっています。またその隣はバイアスC電圧です。こちらも-50V程浅く表示しています。
この為出力電流が大きくなり電源トランスが異常発熱を起こしています。
恐らく以前からかなり巻き線の絶縁材が高熱で溶けていたのでしょう。正規電圧でのエージングでいよいよ巻き線がショートし始め電圧が下がって来ました。このような状態は最初のトランスのチェックでも判別できません。(完全に切れてショート状態ならわかります)
こちらの電源トランスも巻き替えが必要です。

トランスのラベルです。全体に深いさびが出てボロボロです。

★中を見てみます。
★ トランスの塗装など全ての部品が揃い組み立て完了し、通電してからが大変でした。
結局電源トランスを1台巻き替えしました。
始めの検査では問題なさそうでしたが、やはりトランスのショートから内部回路までやられていました。特に出力管バイアス回路は作り直しです。この他にもいろいろ各回路に影響していました。
また、2台とも初期型なのか出回っている回路図と全く違う回路なのでかなり手こずりました。
★漸くレストア完了です。 2024. 10. 29



★ 2台目の内部です。
★ 1台目の内部です。

★ 以前のオリジナルシャーシーは一度磨いてみましたが、錆が深く浸透していたので完全に磨くと鉄板が薄くなり重いトランスの重量に耐えられなくなります。以前も他でシャーシーを磨いたものを見ましたが、やはり重量でトランスが陥没していました。 この為、今回はシャーシーをステンレスで新規に製作しました。
一番時間が掛かったのは印字です。磨きのステンレス板には通常行うシルク印刷はすぐに剥がれてしまうので使えません。今回はレーザーで刻印を行っています。


★漸くシャーシーが完成しました。 2024. 6. 22
★分解完了です。 2023. 10. 12
McIntosh MC60 ジャンク品です。 こちらのオーナーは5年ほど前に当工房で同じくMC60をレストアされた方です。今回はこれとは別にジャンク品を手に入れられ、再メッキ、塗装、レタリング、真空管ソケット交換、スピーカー端子交換、ボリュームつまみの交換を含め完全レストアを依頼されました。
各電圧を測定しています。後のオシロには出力波形が出ています。

巻き替えの為、電源トランスを外しました。
最初の1台目は文字は完全に消えていましたがこちらは残っています。これでレタリングができます。
当工房ではいつもレタリングは印刷屋さんでシルク印刷の焼付け処理を行っています。
再塗装するトランスカバーのラベルも印刷屋さんで新規に製作の予定です。
こちらも物は付いています。

以前どこかで国産のコンデンサーや手に入りやすいコンデンサーでレストアされています。それでも直らなかったのか、外観も酷いので諦めて放置されたようです。

ただ今、オーナー様から支給頂いたElectro HarmonixのKT88で聴いています。
トランス類は錆ででこぼこでしたが、焼付けの再塗装を施し新品同様になりました。ラベルも版を起こし綺麗になりました。
印字は全てレーザー刻印です。
★試聴エージング風景です。
力強く繊細な音で鳴っています。
電解ブロックコンデンサーは全てオリジナル仕様の新品に交換しました。
RCA端子やスピーカー端子、ソケット類は新品です。電源コードやブッシングも新品です。特に電源コードはベルデンです。入力ボリュームは純正CTSの新品に交換しました。つまみもマッキン純正の新品です。
裏面の黒色カバーもトランスと同色の焼付け塗装です。








カップリングコンデンサーは殆ど純正のブラックビューティーを使い、電解コンデンサーもSPRAGUEの新品を使いました。

出来るだけオリジナル部品を使用しました。



各回路の状態チェックです。
新規製作のシャーシーに小物部品を取り付けました。取り付けはオリジナルと同じリベット留めです。部品はできる限り新品を使い、どうしても無いものは一部オリジナル部品も流用です。
綺麗な印字になりました。フォントもオリジナルと同じになるよう拘ってみました。レーザーなので永久に消えません。シャーシー本体もステンレスなので永久に錆びません。
真空管ソケットやボリューム、つまみ、入出力端子はオリジナルと同じ仕様の新品です。ソケットは全てリベット留めです。
部品を全部取り外してシャーシーのみになりました。
トランスは再塗装に出しています。この後ラベルやレタリングの設計に入り、それから再メッキです。

★以上のようにトランス類に特に問題は無さそうです。
チョークトランスは左右でインダクタンスのばらつきがありますが、レストア中に電源を入れて調整できます。
電源トランスヒーター巻き線です。
★チョークトランスです。
電源トランス1次側です。
電源トランス2次側高圧の片側です。
同じくもう片側です。
出力トランス1次側Hi側です。
同じくLo側です。
★2台目です。
同じくもう片側です。









電源トランス1次側です。
電源トランスヒーター巻き線です。



電源トランス2次側高圧の片側です。


出力トランス1次側Hi側です。
同じくLo側です。