Marantz7 S/N.10007番 当工房所有機

セブン再生工房

2022. 1. 4 更新


右側のラックにアクリル板を張って#7-10007と#2最初期型を保管しています。いつでも良い音で鳴らせます。

★なかなかきれいになったでしょう♪

入手後レストア前の状態は、こちらです。鑑定内容も記載しています


音は、勿論いつものようにバンブルビーの当時の良い音です。


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こちらもチタン色の純正クラロスタット・バランスボリュームです。こちらもバフで磨きました。
ラグ板端子のハンダも磨いているのですよ。どれも光沢があるでしょう。

トーン回路のぶっといワックスタイプ・カップリングコンデンサーです。幸い良品です。





なかなかきれいでしょう。抵抗も1本一本磨きました。

いつものように全て完全良品の電源回路です。これが良い音が出る基本です。

裏面です。低圧のセレンも復刻の新品に交換しました。横1列の小さなカップリングコンデンサーも全て良品バンブルビーに交換しました。チューブカバーが全て光っていますね。当工房にあるバレル研磨機に掛けました。全て新品の様に輝きます。

チューブマウントのフローティングゴムジョイントも切れていたので良品に交換しました。

チューブマウントに印字されたシリアル番号です。消えないように注意深く汚れを拭き取りました。字体で1の次の00が接近しているのは本物の証です。
リヤパネルの4個のボリュームも外して磨きました。それでもこんな色でチタン色です。

内側側面のスポンジも新しく貼り直しました。本来純正は茶色ですが、当工房は黒です。この方がカッコいいと思いませんか?

何とか細かい所まできれいにしました。これで匂いも無くなり爽やかな感じです。

電源回路も電解ブロックコンデンサーは3本ともオリジナル仕様の新品に交換しました。
高圧セレンも復刻の新品に交換しました。

こちらは2桁台以前の純正クラロスタットボリュームです。同じ「ポッチ2つ」の3桁台とカバーの色が違うようです。3桁台はきれいなステンレス色ですが2桁台以前は薄茶色く濁った色をしています。チタンのようです。今回特にバフで研磨してみましたがきれいになりません。当工房の他の2桁台2台も同じです。
気になって調べると当工房所有機やレストア機、他のネットの資料から、このチタン色は10180番台までで、これ以降の3桁台はステンレスのようです。
4桁台の純正クラロスタットボリュームは「ポッチ1つ」で鉄に亜鉛メッキのカバーになります。

全て良品のバンブルビーです。右上に純正の赤いセラミックコンデンサーが並びます。

2桁台最初期からそれ以前に特徴の緑色のシールド線です。当工房の2桁台2台は黒のシールド線です。フォノイコのカソードバイパスコン初段も俵2段構成です。リード線の段曲げにもオリジナルと同じように拘ってみました。

内部です。不良のバンブルビーは良品に交換しました。フォノイコのカソードバイパスコンも全て純正SPRAGUEの新品に交換しました。
RIAA偏差もチェック済です。ラインのセラミックコンデンサーも赤い純正SPURAGUEの新品に交換しました。電源は全ての電解ブロックコンデンサーをオリジナル仕様の新品に交換し高圧セレンも交換しました。
これが完全なオリジナル状態のMarantz7 1桁台の姿です。

リヤも一部汚れがあるものの酷い傷や塗装の剥がれはありません。

酷かった汚れを落とし主な部品を交換しました。パネルは良く見ると全く傷や擦れはありません。2,3桁台のように強いゴールド感は無く控えめなシャンパンゴールドです。つまみも手垢を丁寧に拭き取ると腐食や傷も無くかなりきれいです。