Marantz model 1仕様イコライザーアンプについて

Marantz model 1を参考にして製作したイコライザーアンプです。
興味のある方に販売しています。

以前こちらで良品オールバンブルビーでレストアしたMarantz model 1です。

★モノラルレコードのイコライザーカーブについて

イコライザーカーブは50年代半ばにRIAAに統一されるまでは各社ばらばらだったようです。この時期に作られたLPを愛好されている方も多いと思います。これらのレコードは現在のRIAAで再生すると少なからず元の音とは違った音になります。

最近こちらで
レストアしたMarantz model 1の所有者の方も、特にRIAA以外のイコライザーカーブの調整も依頼されました。
調べてみると、このmodel1は低域高域とも複数のレンジ切り替えがあり自由にイコライジングできるものでした。

イコライジングカーブとして有名なのはRIAAですが、これ以外では NAB, Columbia/LP, ffrr, RES, Old RCAなどです。
またこの他にもそれぞれのレーベルで時期によってさまざまです。 → 詳しくはこちらをご覧ください。(外部リンク)

こちらにも古いレコードの中にRIAAでは合わないものがあり、当初Old RCAでレコーディングされていると思っていたものが、レストア後のmodel 1では低域が800のレンジ、高域がColumbia/LPのレンジでちょうど良い特性でした。

昔良く聴いていたブルーノートJAZZは明らかにRIAAではありません。当時から60年代のオールドJAZZはモノーラルレコードで再生していましたが音が悪く、古いレコードはこんなものなのだと思って聴いていました。今思うとイコライザーの特性が合わなかっただけのようです。




★Marantz model 1仕様真空管イコライザーアンプの開発と商品化

最近上記model1のレストアを行った事を期に、このイコライザー部を参考に複数のイコライザーカーブに対応できる真空管イコライザーアンプを製作し商品化ました。

Marantz model 1の回路図はネットで検索すれば簡単に入手できますが、以前レストアすると本体は回路図と全く異なる仕様でした。勿論大筋では同じように見えますが、各部品の仕様や組み合わせは全く別物です。
以前のレストアではこの辺のMarantzのノウハウをかなり学ばせて貰いました。

今回のmodel 1 仕様イコライザーアンプの製作では、このmodel1の選択式イコライザーカーブとこれまでの model 7 を参考に、最近のアンプの様にSN比や歪率の改善した究極の高級真空管式イコライザーアンプになります。




オールドレコードファンの方は必聴です、ご期待ください。



このMarantz model 1 仕様のイコライザーアンプ製品紹介ページはこちらです。 → EQC-1製品紹介ページ

model1は高域低域それぞれ独立してイコライザーカーブが選択できます。
製品の外観はこれとほぼ同じでmodel1に合わせています。