当工房保有部品の紹介です。
★ Marantzパワーアンプ用電解ブロックコンデンサー
★Marantz7の中高音の伸びや煌びやかさは高圧のφ35 電解ブロックコンデンサーと小容量φ25の組み合わせに拠るものです。
特にφ35はラインアンプや最終ブロックでフォノイコにB電源を供給するもので音に非常に重要です。
★当工房で使用する代品の電解ブロックコンデンサーで、特にφ35 50uFx3ではMarantz7の音のスピードをより高める為にキャパシタモジュールを細かく環状に配置し相互の干渉をできるだけ少なくするなどの特殊な構造を採っています。
このため従来の代品はもとより純正SPRAGUEの良品と比べても、
よりMarantz7の音の煌びやかさやダイナミックさに優れています。
★このφ35 50uF x 3/350VはMcIntosh C22にも使います。このためこちらでレストアするC22はよりMarantz7に似たダイナミックさが得られ、JAZZのみならずクラシックでもより音の張りや輝きが増します。
ぜひあなたの肥えた耳で確かめてみてください。
★最近音に拘るマニアの間でも特に低圧用φ35は絶賛です。単にヒーター用ですが音に大きく影響するそうです。高圧用2本と共に3本全てをこのブロックコンデンサーに交換するととても良い音になると好評を頂いています。
2023. 11. 27 更新
・ φ35 50uF+50uF+50uF /350V (Marantz#7と共用)
・ φ35 20uF+20uF+40uF/350V +1000uF/35V (何と!高圧低圧混合です)
・ φ35 1200uF+1200uF/35V +DUMY
(このDUMY端子が無ければ改造になります)
C22用の完全オリジナル仕様ブロックコンデンサーです。→
下はC20用です。
丈が低いタイプなので他ではオリジナル仕様の代品は見かけません。
・ φ35 40uF+40uF/350V (Marantz#1と共用)
・ φ35 20uF+20uF+20uF+40uF/350V (Marantz#1と共用)
・ φ35 1000uF/35V +DUMY
★ Marantz7用特注電源トランス
下の項目をクリックすると目的の欄に飛びます。↓
★当工房ではMarantz7オリジナル用電源トランスをご用意できます。
このトランスは当工房で企画し有名トランスメーカーに特注で製作して貰っています。
弊社製品のイコライザーアンプEQC-1の電源トランスと同じ材料を使い充分な実績があります。
他のショップのように巻き替え改造もできますが、高価で見た目が著しく汚くいつまで持つかも不安でした。
巻き替えトランスの中には、うなりやノイズを併発するようになったものもあります。
この為、当工房ではMarantz7はできるだけ巻き替えは行いません。
← C-4,C-8 DC点火専用の電解コンデンサーと低圧セレンです。
・ 2000uF/35V
← 某ショップで長年レストア時に交換されているAeroMと言うブランドの電解ブロックコンデンサーをこちらの再レストアでよく見かけます。比較的最近レストアされたものでもこれがダメになっていることがよくあります。
このショップのサイトではマッキン純正の派生メーカー?のような謳い文句で勧めていますが、頻繁に見掛けるのでかなり寿命が短いようです。
また、このショップではレストア時に音の悪いブラックビューティー(160P)に全て交換されます。この様なMarantz7をたくさんこちらで再レストアしています。
★当工房レストア済 装着例です。
★ mcIntosh C8,C20,C22用電解ブロックコンデンサー、C22用特注電源トランス
⇒
mcIntosh C11,C22用 オリジナル仕様電解ブロックコンデンサー
mcIntosh C20用 オリジナル仕様電解ブロックコンデンサー
Marantz7オリジナル用 特注電源トランス
mcIntosh MC40に装着の例。こちらは3本ともオリジナル仕様です。特に黒色の絶縁カバー付はなかなか無いですよ。
MC40のバイアスセレンです。
こちらはMC40,MC240専用絶縁カバー付
φ35 150uF/350V (MC40)
φ35 250uF/350V (MC240,MC75,MI75)
★ mcIntosh MC30,40,60,75,MI75,MC240,275用電解ブロックコンデンサー
・ φ35 40uF+80uF+20uF /500V MC30,MC40,MC60用
・ φ35 100uF+30uF /500V MC240,MC275用
・ φ35 150uF /350V 絶縁カバー付 MC40用
・ φ35 250uF /350V 絶縁カバー付 MC,MI75用,MC240用
MC30,40,60用の完全オリジナル仕様ブロックコンデンサーです。→
これに下記セレンを組み合わせればマッキンのパワーアンプの電源回路は完璧です。
当工房所有機 McIntosh C-8 完全良品オールバンブルビー機に装着した例です。ほぼ完璧にオリジナル状態です。音も当時のマッキンの音を再現しています。
mcIntosh C22用 電源トランスと電解ブロックコンデンサー3本、高圧セレンを交換。
←Marantz#2,#5,#8,#8B,#9 低圧バイアス用ブロックコンデンサーです。
・φ22 20uF+20uF/200V
画像の一番下の小さいブロックコンデンサーには #8,#8B,#9など、内部に装着するため外側に透明熱収縮絶縁チューブを被せてあります。
★この代品の音についてですが、純正の電源トランスは巻き線抵抗値が比較的高く、かなり細い線を使用しています。
このため電流の急激な変化に対応し難く、細いため経年劣化による腐食断線や電流異常で焼損が起こりやすい傾向にあります。
こちらの代品の電源トランスは巻き線の材料を吟味し、この巻き線抵抗を少なくすることにより、音の強弱による急激な電流変化への応答性を高め、且つ耐圧も高めています。
このレスポンス性能の向上はMarantz7特有のセレン整流器による半波整流と低容量電解ブロックコンデンサーの組み合わせから、高い「音のスピード」性に追従し易く、音の透明度、臨場感をより際立たせます。
こちらの試聴でも明らかに音が変わる事を確認しています。
★ プリアンプの電源回路は年数が経つにつれて必ず劣化して行きます。特に電解ブロックコンデンサーは内部の等価直列抵抗が増し、音が荒れてくるなど音が悪化するだけではなく時には異音が発生したり、最近のこちらに持ち込まれた修理品の不具合ではボリュームを絞っても音漏れが発生するなど、思いもよらない症状が出てきます。
最悪の場合電源トランスが不良になり、通常はそれで終わりです。
Marantz#2,#5,#8,#8B,#9 高圧用ブロックコンデンサー(ケミコン)です。
・φ35 40uF+40uF+20uF/500V
・φ25 60uF/300V
mcIntosh用セレン整流器 復刻新品 音が変ります。
mcIntosh C8 装着例
こんな狭い所に入れます。この高さで無ければ入りません。
C-8専用の電解ブロックコンデンサーです。 →
さすがにこの代品はどこにも無いですよ。
C8にはこの高さの物しか入りません。
・ φ35 20uF+30uF+30uF/400V
★ Marantz7用電解ブロックコンデンサー
特にC20やC22は極めて特殊な電源回路です。上のコンデンサーリストのようにC22では高圧低圧混合やDUMY端子の付いたブロックコンデンサーを使わなければなりません。
しかし、こんな異様なコンデンサーの代品はどこにも無いのでレストアする際は他では汎用品を使って回路を大改造するしか方法はありません。
ネットを見ると有名ショップの中には今もこの大改造劇の華麗さ(醜さ?)を自慢するベテラン技術者がいます。
これがC22は改造の宝庫と言われる所以で、長年レストアされているショップが当たり前のように行って来られたので醜い改造機はたくさん出回っています。これがマッキンの音質と相場を下げる一因にもなっていると考えます。
★Marantz7に使用する全てのブロックコンデンサーのオリジナル仕様品です。
上から
・φ35 1000+1470+1470uF 35V
・φ35 50+50+50uF 350V
・φ25 20+20+20uF 450V
オリジナル仕様の代品は枯渇状態なので現在では殆ど見かけません。
特にφ25はセレンのすぐ後に位置するので壊れやすく、この大きさでなければ入らない所なのでこれを持っていなければ改造するしか方法はありません。
ツイストロック式のベークプレートも多数用意しています。
mcIntosh MC60に装着の例
MC30のバイアス用に装着のセレン
MC40,MC75,MC240,MC275にも使用可
mcIntosh C20 装着例
mcIntosh C22 装着例
mcIntosh C22用 特注電源トランス
Marantz7用と外観は同じで巻き数が違います。
一度レストア済の不良になったMC275の電解ブロックコンデンサーです。画像をクリック
セブン再生工房のページに戻る。
Marantz7 電源トランス装着例です。殆ど純正トランスと変わりません。
Marantz8Bk 装着例
本機は高圧用ブロックコンデンサーも全てオリジナル仕様品に交換済み
Marantz8Bオリジナル 装着例
2本とも新品のオリジナル仕様電解ブロックコンデンサーです。
★ 電解ブロックコンデンサー3本組で抵抗類も配線してあるアッセンブリーです。
これ等の抵抗の純正はアーレン・ブラッドレーですが年数が経つと抵抗値が倍位まで膨らんできて殆どが不良です。
一般には純正への拘りがあり、音が悪くなっても交換されませんが、アンプ全体の音に影響が出ますので、できれば電源回路の全ての部品は新品に換えたいものです。
こちらの工房ではこれ等の全ての部品のオリジナル仕様の新品交換が可能です。