(2024. 11. 1 - 3)
ブログ暦
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(2024. 6. 1 - 6. 9)
★12月の当工房です。 今回は当工房のオーディオシステムをアングルを変えて撮ってみました。
画像には映っていませんが、ただ今YouTubeで小雨さんのストリートピアノを聴いています。100万人に一人しか弾けないといわれるベートーベン「月光」第三楽章、そしてショパン屈指の難曲「木枯し」。なんとまあ、あっけに取られています。かわいい女子高生でありながら、この方は神ではないか!
どれだけ練習したらこうなるのか、小2のうちの孫娘もピアノを弾きますが絶対無理。 私はこの方の大ファンになりました。
(2024. 11. 4 -12. 1)
★9月中旬の当工房です。今回のテーブルの上は当工房所有機 McIntosh AE-2 です。75年前の1949年発売、マッキン最初のモノーラルプリアンプで前期型と後期型の年代違いの2台です。
当時はまだイコライザーという概念は確立しておらず、レコードはレーベルによって様々な録音方法が出来つつある時代でした。このためこのアンプも独立したイコライザーアンプ部を持たず、トーンコントロールだけで様々なレーベルに対応させようとしました。
こうしてこの2台は、当時の不確実な時代を潜り抜けてきた貴重な逸品なのです。今回当工房では現代でも通用するようにノイズと歪みを改善し、且つ当時のそれぞれの年代の特徴も活かしたオリジナル状態にレストアしました。
レストア後の音は、シンプルな回路構成を反映して特にレコードが極めて透明感があり、リアルな音が感じられます。クラシックは抜群の解像度が引き立ち、前衛JAZZでは凄まじいリアル感に圧倒されます。これは今後の当工房の音創りに反映するでしょう。
★8月下旬の当工房です。今回のテーブルの上は当工房所有機McIntosh C-8 (DC点火)です。暫く鳴らしていなかったので音の確認とエージング行っています。5年前に当工房でオールバンブルビー化フルレストアを行いました。音は今でも健在です。まさしく透き通るような音で、特に低音の解像度は目(耳?)を見張るものがあります。全ての音域で明瞭で率直な音は、当工房オリジナルMKe-1と同じく無帰還CR型アンプの特徴です。
Telefunken ECC803Sが効いてとても綺麗な音です。
今回も当工房の試聴オーディオ構成は、
LINN LP12 + Ortofon SPU-GE + WE 618B + [McIntosh C-8] + WE 350B pp + TANNOY
Monitor RED です。
(2024. 7. 16 - 31)
★7月中旬の当工房です。今回のテーブルの上は修理依頼機 GIPのWE 300B pp です。少し直して試聴しています。
ただ今当工房 MKe-1 のXLRバランス出力からこの300Bppを鳴らしています。主観ですがRCAアンバランス入力よりXLRバランス入力の方が音の深みと臨場感が増すように感じます。
さすがのWE300Bです。なかなか良い音です。時折当工房の MKe-124A WE350B完全プッシュプル機との聴き比べを行いますが、イヤー、どちらも甲乙つけ難いですね。
350Bppは音がストレートに出てくる感じがとても良く、300Bppの方は音の深みが感じられます。これはやはり好みなのでしょう。曲によって変えても良いですね。
★ 6月後半の当工房です。 今回のテーブルの上はレストア依頼機 Marantz7レプリカです。レストア後の試聴エージングを行っています。
イヤー、なかなかの出来栄えです。(自画自賛です) いつも聴いているオリジナルと殆ど変りません。深い味わいも加わり、より静けさも感じられます。
ただ今モーツアルトのピアノ協奏曲を聴いています。この静けさの中から浮かび上がる情感はいつもとは違う透明感です。 現代のアンプでは味わえない、真の真空管アンプの醍醐味です。
(2024. 11. 4 -12. 11)
★11月の当工房です。 今朝もモーツアルト 交響曲 29番が爽やかに流れています。
今回は連休中にレイアウトを少し変えてみました。 漸く? いつでもいろいろなアンプを聴けるようにアンプ切替器を導入して、ただ今McIntosh
AE-2をMarantz model 2で聴いています。
AE-2は余韻と音の広がりが違い、低音はチェロの楽器そのものが鳴っているように響き渡ります。 さすがに完全無帰還アンプです。 これはいいですねー♪
★今度は、シューベルトの弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 (死と乙女) です。イヤー、人間の感性は何て豊かなのでしょう! こんな古いアンプからとても良い音で聴けるとは、生きている喜びを感じます。
★10月の当工房です。今回のテーブルの上は当工房所有機 Marantz7オリジナル3台です。
左と中央はS/N 10300番台グリーンのオールバンブルビー機、右は15000番台の当工房でよく使う黒いUSA仕様のコンデンサーでレストアしたものす。今回は遠くから試聴に来られる方に聴いて頂くために並べてみました。どれもとても良い音で鳴っています。
今朝もモーツアルト 交響曲 29番が爽やかに流れています。 いいですねー♪
(2024. 9. 13 - 30)
(2024. 8. 24 - 31)
★8月の当工房です。今回のテーブルの上はレストア依頼機Marantz7オリジナル S/N.14000番台です。オールバンブルビー化フルレストアを行いました。当工房では最近でもまだ何とかオールバンブルビー化を行っていますが、本物の良品バンブルビーの入荷はかなり厳しい状況です。
音は、やはりとても透き通った爽やかな広がりが感じられます。こちらではいつもこんな音を聴いていますが、たまに最新のアンプの音を聴きに出掛けると、これが最新の技術か、とがっかりします。 音は一見くっきり出ているように聴こえますが、奥行きや広がりが無く楽器それぞれの輪郭はぼやけています。皆さんこう云う音に有り難がって?耳を傾けているのですね。我々の世代(60代後半)以降の方々は、今風の作られた音しか聴く機会は無いのかも知れません。
今回も当工房の試聴オーディオ構成は、
LINN LP12 + Ortofon SPU-GE + WE 618B + [Marantz7] + WE 350B pp + TANNOY
Monitor RED です。
(2024. 8. 24 - 31)
★7月の当工房です。今回はこちらのスピーカーシステムを掲載します。以前から私はホーンの音が好きで、こちらの大型スピーカーはウーハーを含め全てホーンです。上の画像に掲載しているホーンも特に丸いラッパの形状に拘ったものです。ドライバーは
JBL375用なので、箱も今回 JBL4560BK を調達しました。中のウーハーユニットは JBL130A です。
この丸いラッパはこれまで聴いたホーンの中では一番良い音だと感じています。サックスのビーンと響く 「鳴き」 は、しびれます。 低音もドスンと下まで響き、言うなればALTEC-A7は激しい攻撃的な低音、JBLは重い重低音が魅力で、それぞれの特徴がこちらでは楽しめます。
そういえば、こちらの大型スピーカーのウーハーは全てフィクスドエッジですね。ヴィンテージスピーカーに拘るとこうなりました。♪
★ 6月の当工房です。 今回のテーブルの上は修理依頼機 Marantz9オリジナル(左)と当工房所有の復刻#9(右)です。オリジナルの再修理後の試聴エージングを行っています。
勿論オリジナルは良い音ですが、当工房でレストアした復刻#9も負けて?はいません。入り口側コンデンサーをバンブルビーに換え、電源回路を含め全ての消耗品は新品です。
しかも初段管2本はTelefunken CCa 金ピン<>有です。音の抜けと解像度が抜群です!
★両機ともしっかりとした締りのある低音、きらりと光る中高音は目を見張るものがあります。
やはり、一度この音を聴くと元には戻れません??
ただ今、小さな JBL Old Lancer 99 を堂々と鳴らしています。良いアンプはスピーカーを選びません。
ティンパニのやさしくなでるように叩く音、チューバのバフーが喧騒の中ではっきり聴きわけられます。ブラームス 交響曲第4番です。